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【お知らせ】薬学部 宮本准教授の「人工ユビキチンリガーゼの分子設計法の開発」に関する総合論文が、日本分析化学会誌の特集号「医療に貢献する分析化学」の巻頭に掲載されました。 [薬学部]

2017/07/26

研究概要

宮本和英准教授は、これまで生体内のユビキチン化反応に関与するE2(ユビキチン結合酵素)の活性を簡便に捉えることができる新しい検出システムの開発を進めてきました。

ユビキチン化は、生体内の不要なタンパク質の分解などの機能を担い、健康を維持するためにキーとなる反応の1つです。最近、このユビキチン化反応の主な経路を担うE2という酵素が、白血病、乳がん、大腸がんなどの多くのがんに関与していることが報告されています。しかし、血液・組織中のE2活性を測定すれば新たながん診断の指標となりうることは広く認識されながらも、ユビキチン化が複雑なカスケード反応であるという理由から、これまでE2活性を定量的に計測するのは困難でした。今回、世界で初めて、宮本准教授は人工的にユビキチン化反応に関与するユビキチンリガーゼ(人工ユビキチンリガーゼ)を分子設計・作製し、これを活用した簡便なE2活性の定量的な検出システムの開発に成功しました。 本論文は、そのような人工分子の設計法を詳細に報告したものです。今後の更なる研究の発展により、ユビキチン化活性に基づいた新たながん診断、例えば、医薬品の効果を治療前に予測できるがん診断が可能になると期待されています。


論文名

人工ユビキチンリガーゼの分子設計法の開発
~ユビキチン化活性に基づくがん診断に向けて~
分析化学, 66(6), 393-402(2017)
http://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.66.393

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