学生からのメッセージ
学生&教員の対談
実習では、患者様の対応や調剤を任せてもらい、仕事のやりがいや面白さを実感。薬剤師に絶対なりたいと、国家試験へのモチベーションが上がりました。医療薬学科 5年次取材
(2015年3月卒業)
新谷 優斗 さん
(兵庫県立川西明峰高等学校出身)
親戚が薬局を経営しているので薬学部へ。けれど薬剤師の多彩な将来性を知り、難病のエキスパートである専門薬剤師をめざすことを決めました。医療薬学科 5年次取材
(2015年3月卒業)
古谷 篤史 さん
(高知県・私立高知学芸高等学校出身)
薬局、病院、企業、公務員…薬剤師の必要性は今後も増していくでしょう。様々な進路をめざす学生の選択をサポートする体制が本学部には整っています。医療薬学科
岡村 恵美子 教授
6年間という長い期間を乗り切って国家試験に合格するには、勉強だけでなく学生の精神的ケアも重要。一人ひとりに目が届く少人数教育だからこそ可能です。医療薬学科
原矢 佑樹 助教
- 新谷
- 僕が薬学部を目指したのは「製薬会社に勤めたい」と思ったのがきっかけでした。しかし5年次の実務実習を終えて、考えが変わりつつあります。というのは病院実習での経験が、あまりに刺激的だったから。実際に入院患者を担当して毎日の検査値を確認したり、カンファレンスに参加できたり。先生に処方の変更を提案することもありました。薬剤師がこれほど深く治療に関わるなんて…医療現場で働くことにも魅力を感じています。
- 岡村
- そうね、処方せん通りに薬を調剤したり、薬局で販売するだけが薬剤師ではありません。薬学部生には、みんなが思う以上に広く多彩な進路が拓けているんです。製薬会社や病院で働くのはもちろん、公務員や治験コーディネーターを目指したり、研究機関や大学院で創薬研究に関わることもできます。
- 古谷
- 僕は、病院実習で「専門薬剤師」の存在を知って興味を持ちました。ガンや栄養サポートなど特定分野のエキスパートです。薬剤師は、チーム医療の中で医師や看護師と対等に活躍できる存在にもなれるのですね。
- 岡村
- もちろん。そんな薬剤師の可能性すべてに応えていくのが本学部の特長でもあるんですよ。学生一人ひとりの個性や希望に沿えるような進路のサポート体制を心がけています。薬学科、ではなく医療薬学科という名前が表すようにね。
- 原矢
- あらゆるキャリアを前提とした教育体制はもちろん、実験室や模擬薬局をはじめ、恵まれた設備環境が整っているから、いざ実習にでても戸惑うことが少ないと思うね。
- 新谷
- そういえば薬局実習に行った時、薬を包む「分包機」を扱う機会があったのですが、大学で何度も触っていたのでスムーズに使えました。
- 古谷
- 僕は設備だけでなく、大学の授業が現場で役立つことを実感しました。「模擬薬局実習」で行った服薬指導のシミュレーションが、薬局実習でのコミュニケーションにそのまま活かせたんです。模擬薬局の雰囲気や設備に慣れていたのも、スムーズな対応につながったかも。
- 新谷
- 4年次の「実務実習特別講義」など徹底した事前学習にも感謝です。「絶対に覚えておきなさい」と言われた薬剤の成分名も、苦労して覚えて良かった。膨大な商品を間違えずに取り扱うには必須の知識だったんですね。
- 原矢
- さて実習の後は、国家試験に向けた勉強に集中する時期だね。
- 新谷
- まかせてください、と言いたいところですが(笑)。でも先生たちが本当に親身になって教えてくれるので、期待に応えたい気持ちで一杯です。この大学は先生との距離が近くて質問しやすいので、毎日のように研究室に通っています。
- 岡村
- 定員が少なく、学生一人に対する教員の数が多いからね。一人ひとりとじっくりと向き合ってサポートするので、みんな入学後の“伸びしろ”が大きいと思うわ。
- 古谷
- それは僕のことですか?(笑)入学当時は物理、化学、生物…全て苦手でしたからね。高校生レベルの基礎から教えてもらったことで、少しは自信がついてきました。
- 新谷
- 自主学習用のeラーニングシステムも便利です。国家試験の過去問が全部データベース化されていたり、先生が国家試験対策用に作って下さった問題がアップされていたり。自宅からもアクセスできるので、時間を見つけては取り組んでいます。
- 原矢
- 残り1年間気を緩めることなく学業に励み、高度な専門知識をそなえた薬剤師になってね。
- 新谷・古谷
- がんばります!
※2013年度取材