姫路獨協大学 薬学部
生理学研究室

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FIP Pharmaceutical Sciences World Congress 2010が、平成22年11月14日〜18日の5日間、American Association of Pharmaceutical Scientists と共催されました。 会場は、ハリケーン「カトリーナ」から復興したニューオリンズのErnest N. Memorial Convention Center (New Orleans, Louisiana, USA)です。PSWCより矢上教授が招待講演を依頼され、Translation of Pharmaceutical Science to Practice のセッションにおいてBiological Effects of Blood Glucose Level Controlというタイトルで発表しました。その内容は、救急治療室において高血糖の患者の血糖値を下げると死亡率が下がるという臨床結果に関する基礎的研究の報告です。死亡率低下のメカニズムとしてグルコース毒性により自然免疫および獲得免疫の機能が低下し、敗血症に罹患しやすくなっていることが明らかにされています。そして、インスリンによる強力な血糖降下療法は、感染防御能不全を改善することにより生存率を上げていると考えられています(Abstract)。質問も基礎的内容ばかりでなく、臨床的観点からもなされ、セッションに割り当てられた2時間半を超えるほど熱い議論が交わされました。

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