図9. プロスタグランジンについて


プロスタグランジンは、リン脂質からホスホリパーゼA2によりアラキドン酸が遊離され、シクロオキシゲナーゼによりプロスタグランジンG2 (PGG2)、プロスタグランジンH2(PGH2)に変換されます。その後、プロスタグランジンD2合成酵素(PGDS)によりプロスタグランジンD2が産生され、受容体に作用します。同様に、PGF2α・PGE2・PGI2・TXA2もそれぞれの合成酵素(PGFS, PGES, PGIS, TxS)により産生され、固有の受容体に作用します。神経細胞において、PGD2・PGE2・PGI2はそれぞれの受容体を介して、細胞保護作用を示すことが知られています。



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