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総合教養講座"地域政策と地域貢献" (第7回)開催報告[教務課・地域連携課]

2013/11/18

11月6日(水)、姫路市長の石見利勝氏を講師にお迎えし、創立20周年記念ホールにおいて、「『ふるさと・ひめじ』のまちづくり」というテーマでご講演いただきました。講演要旨は以下の通りです。

私が都市計画を考える際に、最も影響を受けたのがマズローの『人間性の心理学』である。マズローによれば、人間の欲求には5つの発展段階がある。第1が生理的欲求、第2が安全の欲求、第3が社会的欲求、第4が自我の欲求、第5が自己実現の欲求である。生理的欲求や安全が満たされると、仲間が欲しくなり、自分の能力を認めてもらいたくなる。そこで姫路市では生涯現役プロジェクトを実施し、市民が達成感を味わえることをめざしている。

市民生活に密着した基礎自治体を運営する姫路市政では、5つの原則を立てている。(1)世の中はトレードオフ、(2)人々のニーズは推移する、(3)長所は短所、短所は長所、(4)究極の目標と当面の目標・手段、(5)現在の市民と将来の市民、狭域の市民と広域の市民。この5つの判断基準に基づいて、問題の解決に取り組んでいる。また、市政運営に当っては、市長や市議会議員といった市民感覚に敏感な政治家と、専門的視野に立った市役所の職員が、車の両輪となって働いている。

姫路市は「元気あふれるまちづくり」の実現に向けて、キャスティ21の推進、大河ドラマを活かした観光客の誘致、広域連携の推進、地域防災力の強化という4つの重点施策を掲げている。

姫路駅周辺整備の推進では、駅を降りて世界文化遺産の姫路城が見えるように、眺望デッキを設けた。大河ドラマ関連では、ひめじの黒田官兵衛大河ドラマ館と官兵衛の歴史館の2つのパビリオンの設置を進めている。広域連携では、播磨広域連携協議会(12市9町で構成)を結成するとともに、救命救急センターの運営支援・救急搬送体制の強化、播磨臨海地域道路網の整備促進を図っている。防災力の強化では、自主防災組織の育成などに取り組んでいる。そして、地域の活性化のために、『地域夢プラン大全集』を作成し、2015年に世界遺産姫路城マラソンの開催を予定している。これらの施策によって、姫路を京都のような知名度と魅力がともに高い都市にしていきたい。

【学生の感想】
「今回はわざわざ市長さんに来ていただいて、直々に貴重な話をうかがうことができました。『元気あふれるまちづくり』に重点を置いた、駅前の活性化や大河ドラマを活かした観光客の誘致などで、だんだん姫路の印象もよくなり、駅前を中心に人が集まるようになってきたな、と実感できるようになりました。自分たちも住みやすい環境になってきたので、これからも姫路の印象をよくしたり、まちづくりに励んでもらいたいと思いました。そのなかで自分たちに何かできることがあるなら、協力していきたいです。」
「地元にいた時も、市長の話を聞くことができなかったので、聞けて良かったです。大河ドラマが始まって、姫路にどのような影響が出るのか楽しみです。」

(文責:大塚健洋)

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