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職業興味検査(VPI )が実施されました! [経済情報学部]

2014/06/20

 6月19日(木)2時限の「経済情報特殊講義(組織行動論Ⅰ)」において、職業興味検査(VPI: Vocational Preference Inventory)が実施されました。これは、職業心理学者J. L. Hollandの職業選択理論を基に開発された自己診断ツールです。心理学の確かな裏付けを基底にした適性検査として世界各国で信頼性が認められ、学校教育や進路指導の場面で積極的に採用・実施されています。具体的には、職業・仕事の文脈で6つに類型化されたパーソナリティのうち、自分がどれに該当しているのか・近いのかを分析します。それを踏まえて、個々人のパーソナリティの組み合わせに適合的な職業群を特定化していくのです。
 今回、ハローワーク姫路のご協力により、出席者約20名に対して、ひとりずつ、丁寧に検査結果がフィードバックされました。
 受検した2年次の男子学生は、「今の自分の中には、真逆のパーソナリティが同居している状態で、適合的な職業を明確に定めるに至らなかった」と診断結果に驚いていた様子でした。2年次の女子学生は、「6つのパーソナリティについて、おしなべてスコアが低く、就職・職業に対するビジョンがまだ明確でないことが自覚出来た」と答えていました。4年次の男子学生(内定取得済)は、「自分の中の最も強いパーソナリティが、内定先の業種・仕事と大きく齟齬がなかったので良かった」と安堵していた様子でした。
 個々人のパーソナリティに適合的な職業が大まかに示されるだけでも有意義です。しかし、検査担当者との対話を通じて、内側に秘められている真の「欲求・動機」「価値観」「能力」が何なのか、“自問自答”を促進しているのが、このツールの真の効用です。
 このような自己診断・自己分析は、頻繁に行う必要は全くありませんが、定期的に行うことは強く推奨されるべきです。節目々々において自分と真っ正面から向き合い、方向性を定め、前に進んでいく。これが自律的なキャリア開発の基本です。

関連文献:
Holland J. L. (1997) Making Vocational Choices: A Theory of Vocational Personalities and Work Environments Third Edition, Psychological Assessment Resources Inc. (渡辺三枝子・松本純平・道谷里英訳『ホランドの職業選択理論―パーソナリティと働く環境―』雇用問題研究会, 2013年。)


経済情報学部准教授 高階利徳

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