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ケンブリッジ大学公開講座の開催(報告) [外国語学部]

2008/10/07

ケンブリッジ大学ペンブルック・プレイヤーズ『夏の夜の夢』公演

公演  本学の主催するケンブリッジ大学の学生劇団ペンブルック・プレイヤーズによる公開公演『夏の夜の夢』が姫路キャスパホールで9月22日午後6時から行われました。本劇団はケンブリッジに多数ある学生劇団の中でも最も活発で人気がある劇団です。『ハリー・ポッター』シリーズにも出演しているエマ・トンプソン、『ナルニア国物語』で魔女役を演じたティルダ・スウィントンなども関係していたそうです。イギリスのコメディで最も有名な集団モンティパイソンが出会ったのもペンブルックだったのです。
 伝統あるペンブルック・プレイヤーズの『夏の夜の夢』公演はとても生き生きとして楽しい舞台でした。四組のカップルの恋の錯綜が人間界と妖精界の境界線上で展開し、さらに劇中劇が絡むというシェイクスピアの傑作喜劇は、英語圏では定番の出し物であるがゆえに、演出の妙こそが見所です。今回はヴィクトリア朝時代という設定で、舞台装置や照明や音楽の面では非常にシンプルながら、それゆえに個々の役者の力量が試される演出でした。シシアスとヒッポリタ、オベロンとティターニア、ハーミアとライサンダー、ヘレナとディミトリアス、パックと妖精たち、そしてボトムと職人劇団たち。。事前公開講座どの場面も計算し尽くされ、場面展開は映画のように滑らかで見事でした恋人同士の愛撫といがみ合いにおける感情の爆発は観客を一喜一憂させ、時には笑いの渦に巻き込んだのです。学生劇団だとはとても信じられないハイレベルな舞台は会場を埋めた観客を魅了しました。12月にこの劇を公演する予定の本学学生の劇団メンバーたちも大いに刺激を受けたと思います。
 今回の公演は、一昨年度ケンブリッジ大学で長期研修された外国語学部の団野恵美子先生のご尽力により実現したのですが、15日には姫路文学館望景亭にて団野先生により事前公開講義も行われました。今回のジャパン・ツアーにおいて西日本で公開公演されたのは姫路だけでした。ワークショップこの夜会場に足を運んだ人々は本当にラッキーだったと思います。
 翌日23日に姫路文学館で行なわれた演劇ワークショップは新鮮な驚きでした。言葉だけでなく体全体を使って感情を表現することが、こんなにも楽しいことだということを参加者全員が実感したことでしょう。集まった100人以上の人たちの表情が来場時とまるで違っていたのが分りました。 熱血指導してくれたペンブルックの学生達には惜しみない拍手が贈られました。本学とケンブリッジ大学の関係が継続され、またこのような機会が持てることを切に願うばかりです。
外国語学部  教授 吉本 和弘

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