地域連携

発達障碍児・者サポート

ついに、2350人の笑顔を達成! (利用実績報告) 2009.03.31

姫路獨協大学プレイルームは、医療保健学部の教育実習施設として、また地域連携・貢献施設として、2007年5月、創立15周年記念館1階に開設されました。ここは、子どもの保育やリハビリテーションで使用する器具や遊具、また重度の障碍(しょうがい)者に対して感覚刺激を介してかかわりをもつための機器などが設置されています。

現在、授業・実習などで活用すると同時に姫路獨協大学が推進する地域連携・貢献のために、この施設を広く地域の方々へ開放する事業を2007年7月から実施しています。この事業には、障碍の有無、年齢を問わず施設を利用していただく「遊び場サポート わくわく」(毎月第2土曜日)、地域発達障碍支援団体連携事業などがあります。この事業の2007年度の利用者数(のべ)は、約650名(子ども・保護者・ボランティアなど)、さらに2008年度の年間利用者数は、約1700名(プレイルーム開放事業の年間稼働日数は約80日)と利用が急増し、開設以来、約2350名の方々と共に楽しむことができました。

プレイルームでの子どもたちは、豊かにあるがままの自分を表現します。ある保護者は「5年間育ててきて、1時間ずっと笑顔でいる子どもを始めて見ました」とお話くださいました。きょうだいは「一緒の小学校に行くねん。困ったら助けてあげれるし、友達には病気のことを教えてあげればいい。今、大丈夫って思ったわ!」と、プレイルームでの小さな発見が、大きな喜び、相互の信頼や自信・確信を生み出しているように感じます。また子ども同士も「ぶつかったら、ごめんねって言えばお友達になれるよ!」「そうなん?ごめんね。」と、新しいお友達との出会い、大切な言葉との出会いも豊かさの一つです。 2009年は、「子どもと何をして、どう遊べばいいかわからない」という保護者の声を背景に、おもちゃコーナーを2月から開設しています。さらに4月からは毎月第2土曜日に加え、第3土曜日にも「遊び場サポート わくわく」を開催し、より多くの子ども・家族にご利用頂く予定です。

今後とも大学の地域連携・貢献事業の一環である、プレイルーム一般開放事業へのご理解、ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。


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