本イベントは終了しました。多数のご応募、ありがとうございました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおける、フランス柔道代表チームの事前合宿地が、姫路に決定されました。すでに本学の柔道部も、フランス人選手との交流の機会を持っています。今回の市民公開講座は、それを記念して、播磨地域や兵庫県出身の三人の著名な武道家について取り上げることにしました。彼らの人物像を探るとともに、生涯を通して何をめざしたのか、受講者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。多数の皆様のご参加をお待ちしています。
第一講 11月6日(水)14:00~15:30
「兵庫が生んだ偉人 嘉納治五郎に学ぶ」
姫路獨協大学 副学長兼人間社会学群長 道谷 卓
講師紹介
姫路獨協大学 副学長兼人間社会学群長
現代法律学類 教授(刑事訴訟法)
郷土史家としても活動、近著に『御影が生んだ偉人 嘉納治五郎』
来年、56年ぶりに東京オリンピックが開かれますが、戦前の1940年東京オリンピックを招致しようとした人物がいます。その人物は、柔道の父として知られる「嘉納治五郎」です。しかし、治五郎が兵庫県の出身だということはあまり知られていません。柔道の父、五輪の父、教育者という三つの顔を持つ嘉納治五郎の足跡をたどりながら、治五郎の教えを学ぶことにしましょう。
第二講 11月13日(水)14:00~15:30
「宮本武蔵~「兵法」から「空の技法」へ~」
姫路獨協大学 人間社会学群教授 岡田 勝明
講師紹介
姫路獨協大学人間社会学群教授
著書:『悲哀の底 西田幾多郎と共に歩む哲学』(晃洋書房)
『自己を生きる力 読書と哲学』(世界思想社)
『良寛への道 ことばに生きる』(燈影舎) 等多
武蔵の生涯にとって播州とのかかわりは大きいものであった。その武蔵が兵法者としてどこに行き着いたかを見てゆく。それは、「武の心」の在り処がわたしたちの生をどのようにゆたかにするか、ということにかかわる。姫路において、AIの時代に生きる私たちの心の在り処が武蔵を通せばどのように見えてくるかを、ご一緒に考えたいと思います。
第三講 11月20日(水)14:00~15:30
「フランス柔道の父 川石酒造之助(かわいしみきのすけ)」
灘菊酒造株式会社 代表取締役 川石 雅也
講師紹介
灘菊酒造株式会社 代表取締役
“お酒と食文化のハーモニー”をテーマに1985年より34年間社長
1899年姫路・手柄の酒蔵の五男に産まれた川石酒造之助。旧制姫中・早稲田大学を卒業、1926年政治家を志し、米国・コロンビア大学に留学。1935年12月パリに日仏柔道クラブを創立し、外国人への柔道教授法メトード・カワイシを考案。さらに七色の帯を普及させ、パリ不在中の1946年フランス柔道連盟創設が許可される。フランス柔道の父と言われている。
会場
姫路獨協大学 創立20周年記念ホール
受講料
無料
定員
先着200名
申込先
姫路獨協大学播磨会 事務局
〒670-8524 姫路市上大野7-2-1
079-223-6564
申込み方法
往復ハガキに住所、氏名、電話番号、「市民公開講座希望」と明記して上記の播磨会事務局までお申し込みください。
主催 / 姫路獨協大学・姫路獨協大学播磨会 後援 / 姫路市教育委員会