医薬品情報学に関する研究

当研究室では、医薬品に関する新規情報システムの構築等の実践的課題にとどまらず、遺伝情報などを含めた臨床の場からの課題を発掘・研究を行っています。
 最近では、「根拠に基づく医療 (Evidence Based Medicine: EBM)」という概念が一般化されてきました。つまり、現在の医療は、医療従事者個人の経験的判断ではなく、科学的根拠に基づいた医療を患者様に提供することが重要であるといわれています。薬剤師という職種は、薬に関するプロフェッショナルです。当然、薬に関わる情報をだれよりも理解していなければなりません。薬に関わる膨大な情報を正確に 効率よく収集、評価、加工、提供するためにはどのようにすればよいのか、といったことを研究する学問が医薬品情報学です。したがって、当研究室における医薬品情報学のテーマは、医薬品に関するさまざまなデータの収集、質の評価、加工から管理、さらにそれら情報の伝達に至る過程を体系化することです。すなわち、文献的に報告されている副作用や相互作用などの情報から医薬品の適正使用に関する医薬品情報を新たに作り出すこと、さらには実験的研究を行うことも、この医薬品情報学の研究領域です。
 当研究室では、医薬品に関する新規情報システムの構築等の実践的課題にとどまらず、遺伝情報などを含めた臨床の場からの研究課題を発掘・研究し、纏め上げています。

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