お知らせ
2025.06.18
看護学の実習は、1年生の「基礎看護学実習 I、2年生の「基礎看護学実習 II」、3年生の「領域別看護学実習」、4年生で「統合看護学実習 I」 ・ 「統合看護学実習 II」があります。
先日、4年生が「統合看護学実習 I」を終え、学生の成果発表会がありました。「統合看護学実習 I」は、4年間の総仕上げの実習となります。管理的な側面を学びながら、看護チームの一員として受け持ち患者様を複数名受け持ち、優先順位や根拠を踏まえ、看護を行います。そして「行った看護が患者さんにとって、どうだったのだろうか」と、振り返りを行います。
臨地実習を終え、学内に戻って実習のまとめをします。実習における個々の体験から学びを整理し、さらにグループでの学びを統合していきました。
実習で苦楽を共にした学生同士で試行錯誤して発表資料を作成します。時に先生からのアドバイスもあります。
午後からは発表会、司会をはじめ、学生が主体的に役割を担当し運営しました。学生は一生懸命発表し、発表後の質疑応答が学生間で活発に行われました。
例えば、「 『学んだ』とありますが具体的に教えてください」 「『師長さんが環境を整えた』とは具体的にはどのようなことですか?」等々、質問を受けた側も凛とした姿勢で答えていました。
終了後、先生方からの補足や講評、自らの知見に基づいたアドバイス等がありました。
「ケアを拒否しておられた患者様がケアを受け入れるように変化した」ことについて補足があり、学生が、患者様の気持ちへ寄り添い、心のこもったケアが行われたことでの変化だったことについて、学生の関わりと看護のすばらしさをみんなが共有する場面もありました。いい看護ができるためには、働きやすい環境を整えてくれる管理者の働きが、背後まで支えていることも、発表を通して学ぶことができました。
発表を真剣な眼差しで聞いている学生、活発な意見交換、学生の教員への謝辞等々、学生の成長を感じ良い成果発表会の時をもつことができました。
後は、国家試験と就職活動など、残された課題に向けて頑張るのみです!
臨地実習を完遂した学生の皆様、お疲れ様でした!