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第4回 新しい多職種連携教育セミナーを開催しました

第4回 新しい多職種連携教育セミナーを開催しました

 従来医療系学部で行われてきた多職種連携教育に文系エッセンスを加えた「新しい多職種連携教育」の第4回セミナーが、12月21日(土)に実施されました。
 今回は「論法・論術を学ぶ」というテーマに基づき、自分の主張の正当性を高めようとしてついやってしまいがちな議論の進め方について理解を深める機会となりました。


 第4回セミナーでは、まず設定されたテーマについて話し合った後で、そのような議論において使ってしまいがちな詭弁・誤謬について学び、そのような議論の進め方にならないよう注意しながら改めて新しいテーマについて話し合いました。
 自分が詭弁を弄しないためだけでなく、報道や広告などにおける誘導に引っかからないために、このような論法・論術の理解やリテラシーを上げておくことは、今後の人生において非常に重要であるということが認識できました。


 今年度の新しい多職種連携セミナーは、今回で終了となります。今年度のセミナーを受講した来年度の新2回生には、さらにレベルアップしたセミナーが用意されています。新1回生に対しても、学部(群)学科(類)を超えて協力して仕事を勧められる人材を育成するべく、指導を進めてまいります。


参加学生の感想(抜粋)

  • ・色々な学部の人の意見が聞けて、全然視点も違ったので勉強になった。
  • ・世の中にリアルにある問題について、論法を意識しながら意見するという側面が面白いと感じた。
  • ・例や事例の場合分けなどをしたり、身近な事例やメディアなどの例を挙げたりすることで、私たちが理解しやすいように編成されていた。
  • ・最近マスコミや政治家に対する不審が高まっているので、こういう論術を知ることでニュースの見方が変わると思った。
  • ・偏見や話のズレは人間関係のトラブルの中でも上位を占める問題だと思う。それを減らすためにこういった偏りに切り込むような内容をする事は大切だと思う。
  • ・他の職種の人と話す機会や接触する機会があまりないため、色んな人と接してこれからの社会で一緒に多職種連携が取れるのがとても楽しみだ。

実施教員の感想

  • ・自分の有利なように話を展開させようとしてこのような論法・論術を使う人は身近にもいるし、テレビ番組のコメンテーターの発言やコマーシャルでもそれが目につくことがある。そういう時に誤った方向に流されないための非常に実用的な内容が学べたと感じてくれた学生が多かったようだ。
  • ・参加した学生の様子より、あらためて学部に関わらず真面目に取り組む姿勢に、頼もしさや将来への期待を感じた。内容に対する意識の持ち方についても、我々教職員も見習わなければと感じるほど能動的で、実施側としては嬉しく思っている。