姫路獨協大学は、平成28年4月に文系学部を発展的に改編し、人間社会学群を開設しました。また、同年に医療保健学部、薬学部に継ぐ第3の医療系学部として、看護学部を開設し、文理総合大学へと拡充しました。令和4年5月には、兵庫県立はりま姫路総合医療センター（愛称「はり姫」）に隣接する獨協学園姫路医療系高等教育・研究機構が開設され、当該機構とはり姫との連携・協働による教育・研究に姫路獨協大学も大きく関わり、地域医療の活性化・向上を目指して、地域で活躍できる人材・医療人の育成に力を入れた、医療系総合大学として、一歩一歩、着実に前進しています。

　これからの姫路獨協大学は、医療系総合大学として更なる発展を目指すため、人間社会学群の3学類（国際言語文化・現代法律・産業経営学類）については、共通教養教育や「語学」「法律」「経営」の基礎を修得した上で、医療分野を含む、経済・経営、会計・情報と言った幅広い分野から志望に応じたコース選択を可能とした学びを提供している「産業経営学類」（1学類制）に集約することにしました。そして、今後の社会でますます必要とされる「ジェネリックスキル」を養成し、専門分野を超えた様々な舞台で活躍できる人材育成を行なうとともに、本学の進める医療系総合大学の一翼を担う学群へと再編し、これから先の医療連携を目指すこととしました。

　令和6年4月から、国際言語文化学類及び現代法律学類の2学類を募集停止にすることとしますが、人間社会学群として学群一括入試により入学者を受け入れ、1年次に専門基礎科目を学習しながら、自分の興味や適性を知ったうえで、目指したい学び（コース）を選択できる教育の体制については、変更することなく、柔軟で幅広い学びを提供します。また、令和5年度以前に人間社会学群に入学された在学生については、従前どおり2年次に国際言語文化学類、現代法律学類、産業経営学類の3学類の中から自分の目指したい学類を選択することができます。各学類は、在学生が全員卒業するまでの間は存続し、責任を持って教育研究の指導、学習支援、就職等の指導・支援に万全を期して取り組みます。

　受験生、在学生、保護者の皆さまにおかれましては、何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申しあげます。

令和5年5月17日
学長 井上清美