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2010年02月09日

薬学部オリジナルティー リニューアル! [薬学部]





現在、巷にあふれている健康茶は、そのほとんどがハーブティ材を適当にピックアップして、飲みやすいものにブレンドしたものです。それらのオリジナリティは、多くがネーミングと新しい素材に依っているといえるでしょう。

 姫路獨協大学薬学部三健茶は、それらとは違うコンセプトで考えられたものです。
それは、このお茶が倭健茶漢健茶洋健茶の三種で一つのセットになっているところにあります。
 その名前からも分かりますように、この三健茶の頭の「倭」「漢」「洋」の三字は、それぞれ「和(倭)」=日本、「中(漢)」=中国、「洋」=西洋を意味しています。また、個々のレシピに使われている茶材も、日本、中国、西洋の、その地由来のものや文化の中で育まれてきたものが用いられています。 姫路獨協大学 薬用植物園

倭健茶は、日本で最も一般的な緑茶をベースに、ハトムギ、ジュウヤク(ドクダミ)、柿の葉という身近な素材をブレンドしました。それぞれの素材が控えめで、口当たりが軟らかく、温かいままでも、冷やしても、たくさん美味しくいただけます。


漢健茶は、ウーロン茶をベースにして、トチュウ(杜仲)、菊花、甜茶という中国起源の3種をあわせて、中華色豊かな組み合わせとなっています。その香りと味は、各素材がしっかり主張しながらも調和しており、三健茶のなかでは、健康茶の雰囲気をいちばん持っています。


洋健茶は、紅茶がベースです。そこに西洋世界で古くから用いられてきたローズヒップ、カミツレ、ベニバナを組み合わせました。さわやかな酸味とほのかな香り、それに続くかすかな甘味が特徴的で、ケーキやクッキーが欲しくなる味です。

このように、三種はそれぞれに異なる味わいをもつ健康茶で、素材のブレンドが生い立ち、風土、文化的背景を連想させてくれるものとなっています。

  私的に飲み分けるとすれば、朝にはしっかりと倭健茶を、午後にはティ・タイムに洋健茶、夕食のあとには
 心静かに漢健茶というところでしょうか。
薬学部長 本多義昭  

※オリジナルティーは大学内外のイベントやオープンキャンパスなどで味わっていただくことができますよ。