兵庫県警察本部長による特別講義を実施!
6月6日(月)3限、新装の創立20周年記念ホールで、法学部の専門科目「特別刑法」の授業の一環として、兵庫県警察本部長の坂 明(さか・あきら)警視監による特別講義が行われました。「特別刑法」は、兵庫県警のご協力で、各部門からそれぞれ現職の幹部警察官を講師としてお招きし、講義をおこなっているもので、特に今年度は法学部からの要請で、坂 本部長にお願いして、実現したものです。
本部長は、「安全をめぐる情勢と警察活動」と題し、詳細な資料をもとに、90分間をフルに活用して、話を進められました。慶應義塾大学の教授を務められた経験もあり、壇上からおりて受講生に質問したり、身振り手振りも交えながら、親しみのある口調で、「警察は犯罪予防や捜査といった従来の活動に加え、犯罪の起きにくい社会づくりへの取り組みも必要だ」ということを強調され、また、「地域社会における犯罪に関しての情報共有も大事だ」ということも指摘されました。なかでも、警察の取調べの意義に関して、従来から言われている「真実の解明」という観点に加え、「再犯の防止」ということも考える必要があるという指摘には新鮮な感じがしたように思います。
受講者の中には多くの警察官志望の学生がおり、県警トップの講義には、とても感銘を受けたようです。