日程終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
兵庫津の道
清盛塚 平清盛像
長年ご好評いただいておりました姫路獨協大学「播磨学特別講座」は、播磨学研究所が本学の傘下から独立することにより、平成22年度をもって惜しまれつつ終了しました。しかし、本学開学以来、この講座を楽しみにしてこられた多くの受講者の方々から、郷土史講座の復活を望む声が寄せられました。そこで、姫路獨協大学創立25周年を記念し、地域密着型の大学づくりという原点に立ち帰って、NHK大河ドラマの主人公「平清盛」をテーマに「はりま歴史講座」を開催することにしました。
『平家物語』に描かれた印象からか、清盛に対するイメージは決して良いとはいえません。しかし、地元兵庫との関係からいえば、大輪田泊を拠点とする日宋貿易の開始や福原遷都など、清盛が兵庫の地を日本の中心に置こうとしたことも事実です。この講座では、さまざまな切り口から彼の実像に迫っていきたいと思います。
講師陣には、大河ドラマ「平清盛」の時代考証でおなじみの髙橋昌明先生や、NHKかんさい特集「大河ドラマ『平清盛』栄華の地をめぐる-神戸市兵庫区」に出演した本学の道谷卓先生のほか、各界の専門家の方々にお願いしました。講座のなかに講師との懇話会(茶菓付)も設定しましたので、以前の「播磨学特別講座」以上に、先生方との触れ合いを通して歴史を学び、歴史を楽しんでいただけることと思います。どうかふるってご参加くださいますようお願いいたします。
4月28日(土) 13:30~15:00
「平清盛がめざしたもの」
神戸大学名誉教授(大河ドラマ「平清盛」時代考証) 髙橋 昌明
第1講 報告はこちら5月19日(土) 13:30~15:00
「平清盛の実像と中世社会―播磨国との関係を交えて」
姫路獨協大学非常勤講師・播磨学研究所研究員 濱田浩一郎
第2講 報告はこちら6月16日(土) 13:30~15:00
「平清盛と兵庫・神戸」
姫路獨協大学法学部長・教授、郷土史家 道谷 卓
第3講 報告はこちら 懇話会 「郷土史家 道谷卓氏を囲んで」
15:15~16:15
講座終了後、学生食堂で講師の道谷卓先生を囲んで懇話会を開催します。
7月14日(土) 13:30~15:00
「平家物語、その後-江戸時代の文献に見る平家の逸話から」
神戸深江生活文化史料館館長・神戸新聞社編集局次長 大国 正美
第4講 報告はこちら8月4日(土) 13:30~15:00
「考古学に見る清盛の時代」
奈良県立橿原考古学研究所 共同研究員 森岡 秀人
第5講 報告はこちら懇話会 「『はりま歴史講座』を振り返って」
15:15~16:15
講座終了後、この講座の関係者を囲み、講座の感想や質問、
今後の講座への要望などを話題にして懇話会を開催します。
姫路獨協大学播磨会は、昭和63年(1988年)に発足し、姫路獨協大学と連携を取りながら各種講演会、講座などを開催しており、多彩な知識を習得出来ます。