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2013年09月10日

播磨学Ⅰ(第4回)「姫路の文化財あれこれ」を開講しました。[教務課・地域連携課]

 本年度前期開講の「播磨学 I 」では、姫路市政出前講座を利用し、姫路市の文化施設の学芸員や関係者の方々に講義をお願いいたしました。今回は、姫路市教育委員会生涯学習部文化財課の福永明彦課長をお迎えし、「姫路の文化財あれこれ」というテーマで、ビジュアルにお話しいただきました。講義概要は以下の通りです。

 文化財とは、我が国にとって歴史的、芸術的、学術的に価値の高いもの、人々の生活の推移の理解に欠くことのできないものをいう。
 文化財には、有形文化財、桂米朝氏のような無形文化財、播磨総社三ツ山ひな型などの民俗文化財、記念物(史蹟・名勝・天然記念物)、文化的景観、伝統的建造物群の6つのカテゴリーに分けられる。
 姫路市内には、あわせて293の文化財があり、その内訳は国指定・登録が96、県指定が71、市指定が126となる。
 国指定の文化財としては、国宝姫路城のほか、室町末期に建てられた古井家住宅、県指定の文化財としては、射撃楯兵主神社の石造鳥居、市指定の文化財としては、廣峯神社表門などがある。
 文化財の扱いは、文化財保護法によって、現状変更禁止など厳格に定められており、その本質的価値を保存・整備すると同時に、公開・活用が求められている。これは、今日の文化観光につながるものである。

(文責:大塚健洋)