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2013年12月25日

総合教養講座「地域政策と地域貢献」(第12回)開催報告[教務課・地域連携課・姫路獨協大学同窓会]

12月11日(水)、本学外国語学部ドイツ語学科第1期生でブロードマインド株式会社取締役の武本錠治氏をお迎えして、「就職活動に役立つ人事・教育担当役員が語る営業教育プログラム概論」というテーマでお話しいただきました。武本氏は姫路獨協大学同窓会「獨楽会」会長で、学校法人獨協学園評議員も務めておられます。

営業という観点からみると、お客様の期待には5つのレベルがある。
レベル1は、マナー・事務処理・伝言・手配といった初歩的な期待。
レベル2は、情報提供・商品説明・比較・値引きなどの当たり前の期待。
レベル3は、ライフプランニングによって潜在的ニーズを顕在化させる付加価値の期待。
レベル4は、あなたにしか言えない話ですが…とか、居ないと困るというパートナー的期待である。
レベル2以下はネットでも満たせるので、皆さんはレベル3以上を満たしてほしい。

そのためには、5つのグランドルールがある。
(1)知っただけで知ったつもりになって満足しない。
(2)わからないことをわからないままにしない。
(3)できないことをできないままにしないで、出来るようになるまで行う。
(4)自分ができるようになったら、自分だけのものにせずに周りの人に分かち合う。
(5)求めるものに対して正当な代価の先払いをする。
日々の実践で知っておくべきこととして、学びと体得との間には習慣の壁が、体得と貢献との間には自我の壁があるが、それらを乗り越えていくことが人間の成長である。

イチロー選手の小学校6年の時の作文「僕の夢」は、鯛(~したい)、鱈(~だったら)という曖昧な言葉ではなく、鱒(~します)という明確な言葉でつづられている。明確な目標からしか明確な結果は出ない。自分自身を信じて、将来の目標をはっきりと決めることが大事だ。 同じものを見ていても、人によって見えるものが違うように、事実は解釈により異なってくる。また、「3人のレンガ積みの話」のように、作業として積むのか、食うための稼業として積むのか、大聖堂を造る事業として積むのかによって、レンガを積むという当面の目標は同じでも、その目的は異なってくるし、人生の楽しみも違ってくる。

己自身を知り、ノミのように自ら限界を作ってはならない。限界は超えるためにある。努力した事がすべて報われるとは限らないが、成功したものは誰もが努力をしている!

このように熱っぽく語られる武本氏のお話に、受講者は我を忘れて聞き入っていました。後輩に対して、素晴らしい助言をいただきました。ありがとうございました。

(文責:大塚健洋)