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2014年07月01日

播磨学I (第12回)「新鮮でおいしい姫路の農産物」を開催 [教務課・地域連携課]

6月27日(金)、姫路市農政総務課地産地消担当の中健太郎氏を講師にお迎えし、DVDを用いて「新鮮でおいしい姫路の農産物」というテーマでお話しいただきました。講演要旨は以下の通りです。

日本の農業を取り巻く現状は厳しい。農業の後継者や担い手が不足し、農産物の輸入の自由化をめぐって、TPP参加に向けた協議が進んでいる。また食料自給率が40%程度に減少し、輸入量は20年間で倍増している。しかし、姫路では農地の貸し借りが増え、農業への企業の参入が増加し、大型直売所が賑わっている。

姫路市中央卸売市場における市内産野菜の出荷金額は、2億9000万円であるが、姫路市内に約40か所ある農産物直売所の売り上げ推計は、約10億円にも上り好調である。

姫路の農産物で主となるのは、市北部を中心とする米や小麦である。その他、野菜としては、ほうれん草・青ねぎ・小松菜などの軟弱野菜、トマト、姫路ねぎ、アスパラガス、夢そば、酒米、白小豆などが栽培されている。果物としては、四郷町のいちじく、飾東町のもも、安富町のゆずがある。また伝統野菜としては、太市のたけのこ、大津区のれんこん、網干区の網干メロンが有名である。

姫路の畜産業は、市北部の山間地帯で営まれ、採卵鶏の飼育羽数は県下の6分の1を占め、生産量・産出額はトップである。また姫路和牛、姫路グルメポーク「桃色吐息」など、ブランド化も進めている。

(文責:大塚健洋)