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2014年12月24日

第5回バンベの会開催(報告)[外国語学部] 

 12月18日(木)、19時より姫路市立城東公民館にてクリスマス会を兼ねた第5回バンベの会を開催しました。「バンベ(bạn bè)」とはベトナム語で「友達、仲間」という意味です。
 本学日本語教育ボランティアグループでは、毎週木曜の19時から20時半まで城東公民館において地域在住外国人のための日本語学習支援をおこなっています(城東日本語教室)。この活動は、1996年に姫路市近辺に暮らすインドシナ難民の日本語学習支援を目的に始まったもので、少しずつ形を変えながらも現在まで引き継がれてきました。
 この日本語教室の特徴は本学外国語学部の日本語教員養成プログラムで学ぶ学生が中心となり、ボランティアとして参加していることです。2010年度から城東日本語教室に参加している学習者とボランティアとの交流をより一層深めるため、「バンベの会」を開催しています。ボランティア学生の大半は本学国際交流倶楽部同好会に所属しており、学内では留学生との交流を図るべく、いろいろなイベントを企画・実施しています。
 18日は年内最後の日本語教室の日でもあり、学生たちは12月に入ると授業の合間を縫って、景品の購入やラッピング等、準備に取りかかりました。前日からの爆弾低気圧と強い寒波の影響で当日も昼間は雪が舞い、参加者が少ないのではと心配しましたが、19時過ぎからぼつぼつといつもの顔ぶれが集まってきました。学生ボランティアの開会の挨拶から始まり、まずは軽食をとりながら初対面の人は自己紹介をするなどして、すぐに打ち解けたようです。食事が一段落したところで、ジェスチャーやひらがなビンゴゲームをして盛り上がりました。
 今回は学生ボランティアの他に山崎ゼミの留学生も加わり、姫路市在住のベトナム・中国の方など30名近くの参加があり、大盛況でした。幼児・児童から社会人まで年齢層も幅広く、日本・中国・ベトナムの人々が集い、共通語としての日本語によるコミュニケーションを楽しみました。最後の後片付けまで、みんなで協力して、アッという間の1時間半でした。このような活動が姫路市に暮らす人々の相互理解の場となることを願っています。