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【報告】第7回「北・香寺圏域保健医療福祉連携交流会(北ほくネット)」開催 [医療保健学部]

第7回「北・香寺圏域保健医療福祉連携交流会(以下:北ほくネット)」が平成29年2月23日に姫路獨協大学講義棟で開催されました。



北ほくネットでは、姫路市北地域包括支援センター、香寺地域包括支援センター、増位・広嶺地域包括支援センターが協力し、高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるようにネットワーク作りに力を入れて取り組まれています。

第1回「北ほくネット交流会」は平成22年に開催されています。今年度は昨年度に引き続き、姫路獨協大学との交流を結び共同開催する運びになりました。

参加者は医師、看護師、警察官、介護支援専門員、社会福祉士、生活相談員、民生委員、地域団体の代表者など、そして作業療法学科3回生22名と大学教員が加わり総勢160名ほどが集まり、昨年度よりもさらに大きな会となりました。



開催は、大きくは3つにわけられて構成されており、1つ目に、本学の横井賀津志客員教授が『自分たちが住む地域が考案した認知症の方が安心して暮らせるまちとは』をテーマに講演しました。

講演内容は、
 1)認知症の方の努力行動と心境、行動特性
 2)わがまちで住みつづけるために
に分類され、たくさんの事例を紹介しながら実際に横井賀津志客員教授が演じ、参加者の皆様がイメージして理解できるよう工夫されていました。また、認知症の方をどのように周囲の方が支えていけば良いのか、多くのアドバイスが含まれており、すぐに実践で活用できる内容でした。


2つ目には、実践発表として『認知症高齢者の見守りについて事業所の取り組み』をテーマに地域で実際に行われていることが発表されました。

1)中央保健センター北分室
2)但陽信用金庫 よろず相談室
3)ゴダイ薬局 
の3つの団体の方が具体的な取り組みをお話し下さいました。

   

休憩をはさみ、3つ目として、1グループ10名程で「北ほくネットミーティング」を行いました。内容は、『今日からできること』という題について、自分の近くに、認知症の方が住んでいたとしたとき、その方がどんなことに困りそうか、どんなことが問題となりそうか、などのさまざまな思いや考えを模造紙に書き出していきました。その後、一つの問題点に焦点を当て、その対策を検討しました。そして、「今日からできること」は何かについて話し合いました。学生達も一生懸命課題に取り組み、メンバー内で積極的にコミュニケーションをとっていました。学生は、授業では学べない生の声を聞くことができ、興味関心が高まったと目を輝かせていました。

最後に、このような機会に参加させていただきましたことに感謝申し上げます。