授業内容 (到達目標を含む) |
心理学全般と言語聴覚療法との関連性、学習心理学および認知心理学の概要、さらに各種の学習心理学・認知心理学的基礎概念(認知のメカニズムおよび関連事項、閾値の基礎概念、学習理論の概要、高次脳機能の概要、記憶モデルの概要、他)について学ぶ。
到達目標1:心理学と言語聴覚療法との関連性について説明できる。
到達目標2:学習心理学および認知心理学の概要について説明できる。
到達目標3:感覚・知覚・認知について説明できる。
到達目標4:閾値の基礎概念について説明できる。
到達目標5:古典的条件づけ,オペラント条件づけ、その他各種の学習理論の概要について説明できる。
到達目標6:高次脳機能の概要について説明できる。
到達目標7:二重貯蔵モデル、その他各種の記憶モデルの概要について説明できる。
※ ディプロマポリシーとの関連については、本学科のカリキュラムマップを参照して下さい。
S10-0252 |
授業計画 |
1 |
心理学と言語聴覚療法 |
2 |
感覚・知覚・認知/錯覚/感覚的順応 |
3 |
感覚閾値,弁別閾値 |
4 |
音の三要素と聴覚の三属性/聴野(可聴範囲)/メル尺度,ソーン尺度 |
5 |
図と地/パターン認識/感覚間の相互関係 |
6 |
古典的条件づけ |
7 |
オペラント条件づけ |
8 |
技能学習/社会的学習/言語聴覚療法と学習・条件づけ(ピープショウ検査,各種の訓練との関連性) |
9 |
注意/動機づけ/要求水準 |
10 |
記憶①(多重貯蔵モデル) |
11 |
記憶②(ワーキングメモリ,処理水準)/忘却 |
12 |
概念/知識 |
13 |
問題解決/推理 |
14 |
言語とコミュニケーション |
15 |
授業の総括と学習到達度の確認テスト |
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教科書 |
山田弘幸編著,言語聴覚士のための心理学 第2版,医歯薬出版,2020年,ISBN 978-4-263-26632-8
大森孝一,他編,言語聴覚士テキスト 第4版,医歯薬出版,2025年,ISBN 978-4-263-26690-8 |
参考文献 |
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評価方法・基準 |
評価対象:試験、復習テストへの取り組み |
評価基準: 試験95%、復習テストへの取り組み5%の比率で総合評価する。
到達目標1~7について、試験を重視しつつ、復習テストの趣旨に沿った積極的な取り組みの程度について測定する。
復習テストへのフィードバック、質問への回答や各種のアドバイスは、授業中の即時フィードバックによって行う。試験についてのフィードバックは、試験後の総括で行う。 |
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授業外における 学習方法及び 履修にあたって の注意事項 |
毎回の授業計画に沿って、予め関係資料等を読み、疑問点を整理しておくこと(90分以上)。毎回、授業終了時に復習テストを実施し、フィードバックを兼ねた解説を行うので、それを自身の理解度の確認に活用して必要な復習等を行うこと(90分以上)。 |