授業内容 (到達目標を含む) |
【概要・一般目標】超高齢化社会を既に向かえている我が国において、セルフメディケーションを中心とした予防医学が重要となってきており、機能性食品(いわゆる健康食品・サプリメントなど)の役割や、一般の方の関心が大きくなってきている。
本講ではまず薬剤師の視点から健康・栄養状態評価の方法などについて解説を行う。次に機能性食品の定義、分類、特徴について解説し、適正な使用法や医薬品との相互作用などの問題点について学習する。また薬学生が修得しておくべき公衆衛生学や、実務的な視点からも学習を行い、それぞれの知識を有機的に関連付けられて行くようにする。
本講はディプロマ・ポリシーの6.地域の保健・医療への貢献に関する資質・能力を養うものである。
【到達目標】授業計画内に薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠した到達目標を記載する。
※ ディプロマ・ポリシーとの関連性については、薬学部のカリキュラムマップを参照してください。
Y18-0604 |
授業計画 |
1 |
機能性食品概論
D1-3-2-6
旧カリC11-1-2-9、C18-3-4-3 |
2 |
特定保健用食品
D1-3-2-6、E2-9-6
旧カリC11-1-2-9、C18-3-4-3 |
3 |
栄養機能食品
D1-3-2-6、E2-9-6
旧カリC11-1-2-9、C18-3-4-3 |
4 |
機能性表示食品
D1-3-2-6、E2-9-6
旧カリC11-1-2-9、C18-3-4-3 |
5 |
特別用途食品
D1-3-2-6
旧カリC11-1-2-9、C18-3-4-3 |
6 |
栄養化学
D1-3-1-1、D1-3-1-4
旧カリC11-1-1-1 |
7 |
健康食品の薬物に対する影響
E2-9-7
旧カリC11-1-2-9 |
8 |
健康食品総論
E2-9-6
旧カリC11-1-1-6、C11-1-1-7、C11-1-1-8 |
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教科書 |
なし。適宜、資料を配布する。 |
参考文献 |
芝 紀代子 編集 新版 健康食品の基礎知識 じほう 2015年 ISBN 978-4-8407-4768-4
独立行政法人国立健康・栄養研究所監修 健康・栄養食品アドバイザリースタッフ・テキストブック(第7版) 第一出版 2010年 ISBN 978-4-8041-1222-0 |
評価方法・基準 |
評価対象:定期試験、課題レポート、小テスト |
評価基準:成績は、定期試験52%、課題レポート24%、小テスト24%の比率で総合評価する。 |
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授業外における 学習方法及び 履修にあたって の注意事項 |
・持ち物:インターネットに接続可能な機器 例:スマートフォン、タブレット、ノートパソコン等。
・予習:毎回授業前に課題レポートを出題するので、適切な文献等で調査を行い提出すること。(80分程度)
・復習:各回の講義終了時、まとめるべき事項を指示するので、定期試験までに(好ましくはその週の間に)作成しておくこと。(80分程度)
・課題レポート、小テストは講義中に解説を行う。定期試験は終了後解答を提示するとともに内容に関する質問を受け付ける。
・課題レポートは下記の項目順で作成すること。
レポート種別、タイトル、筆者氏名、所属、提出日、緒言、調査方法、結果、考察、謝辞(なければ省略可)、参考文献
・詳細な書式については講義開始前別紙にて指定する。
・予習課題レポート、復習まとめの作成時、文献、書籍、インターネット等を参照する場合、下記のもの用い、参考文献として記載すること。参考文献として適切かどうか不明な場合は担当教員に確認すること。
1.国際学術会議(ICS)に加盟する学術団体またはこの会議に加盟する学術アカデミーの協力学術研究団体等二次所属団体が発行する学術雑誌に掲載の文献。(いわゆる学術論文、総説等)
2.国際機関、政府、地方自治体、独立行政法人等の(国際的に承認されているもの、またはそれに属するもの)の公文書で作成年が明記されているもの。(例:添付文書、WHOや行政機関の通達等)
3.上記主権国家の政府が認定、認可した医療関係団体、これらに附属・所属する組織または教育機関が作成し公開されている文書(図画及び電磁的記録を含む)。(例:薬剤師会、大学の資料)
4.上記1から3までを参考文献として用い、その内容をまとめたもので、著作者、連絡先、作成年、参考文献が明示され、公開されている文書(図画及び電磁的記録を含む)。(例:学術分野の書籍)
・低学年科目の復習を兼ねた授業であり、過去の講義資料等を確認しながら学習されたい。
・本講は、薬局での12年間実務経験のなかで経験した症例、事例等を紹介しながら授業を進める。 |