<< 最終更新日:2025年1月28日 >>
基本情報
時間割コード110366 開講期前期
科目名健康社会学
講義題目
開講学年2年
曜日・時限月4 単位数2
担当教員濱田浩嗣

詳細情報
授業内容
(到達目標を含む)
今、人間を取り巻く地球環境や社会環境は大きく変化し、人々の健康が阻害されている現状があります。長寿社会に突入した現在、「健康で長生き」は世界中の人々共通の願いにほかならない。
健康な社会、健康な生活を構築するには、自らが健康を考え、健康問題に取り組んでいくことが重要であり、そのことが健康な社会、健康な地球環境づくりに貢献できるものと考える。
自らの健康の維持増進には、積極的・能動的な健康・体力づくりへの取り組みが必要で、そのために欠かせない「スポーツ」に対する理解と実践が重要な課題の一つでもある。
 古代より現在に至るまで、人間は知恵を出し合いながら、スポーツを単なる戦いや競争ではなく、人間に欠かせない文化の一つとして、健康づくり・仲間づくり・生活の豊かさの実現・地域の活性化等の手段として、身体運動やレクレーション活動と称されるスポーツ活動を 生活の中に取り入れてきた。
この授業では健康づくりとスポーツの関連性についての理解を深め、現代社会におけるスポーツの意義・目的・必要性について学習し、スポーツ本来のあるべき姿を考える。

到達目標1:戦いの中から生まれたスポーツ、伝統行事や神事から       
     生まれたスポーツ、社会環境の変化で 姿を変えたスポ      
     ーツ等いかにスポーツが社会や健康に及ぼす影響が大き  
     いかを理解する。
到達目標2:わが国のみならず、世界各国に於けるスポーツ発生の   
     歴史やスポーツと人間の関係、また地域社会の活性化や 
     人々の健康の維持増進、生活の豊かさの実現に欠かせな
     いスポーツの意義と役割について学ぶ。
到達目標3:スポーツの文化的意義について理解を深めるととも
     に、改めてスポーツに対する期待とスポーツの持つ責任 
     の大きさを知る。
到達目標4:わが国のスポーツの動向を見つめながら、各人が今後
     の地域に於けるスポーツの振興と豊かさの実現に向けた  
     課題を見つけ解決していくための知識を習得する。

※ディプロマ・ポリシーとの関連については、所属する学類・学科のカリキュラムマップを参照してください
E16-DS01 I16-DS01 L16-DS01
授業計画
1 健康社会学講座の概要解説と公認スポーツ指導者資格取得についての説明
2 健康とは?(平均寿命と健康寿命)
3 スポーツと健康(健康志向とスポーツ)
4 スポーツの起源と概念
5 スポーツの歴史1(古代から現代まで)
6 スポーツの歴史2(ボールゲームの発祥と発展)
7 スポーツの歴史3(古代オリンピックの開催と理念)
8 スポーツの歴史4(近代オリンピックの開催)
9 スポーツの歴史5(日本のスポーツ変遷)
10 スポーツ文化論1(スポーツ文化とは?)
11 スポーツ文化論2(日本のスポーツ文化)
12 スポーツ文化論3(スポーツ観、スポーツ規範、スポーツマンシップとフェアプレイ)
13 日本のスポーツ振興政策(スポーツ基本法と基本計画)
14 スポーツをめぐる社会問題(二極化、バーンアウト、体罰、メディア化、障害者スポーツ)
15 健康社会学のまとめ(総括)と学習到達度の確認テスト
教科書 毎時教材用のレジュメと資料を配布
参考文献 (公財)日本スポーツ協会編集 「公認スポーツ指導者養成テキストⅠ、Ⅱ」、講談社現代新書「スポーツとは何か」玉木正之著、
東海大学出版部「体育・スポーツの哲学的見方」久保正秋著、笹川スポーツ財団編集「スポーツ白書2020」、日経印刷株式会社
ミネルヴァ書房「よくわかるスポーツ文化論」井上俊、菊幸一編著、(財)日本オリンピック委員会「近代オリンピック100年の歩み」
評価方法・基準
評価対象:授業への参加度、学習到達度の確認テスト、課題レポート
評価基準:成績は、授業への参加度20%、学習到達度の確認テスト60%、課題レポート20%の比率で総合評価する。
到達目標1については、授業計画1~3で理解を測る。到達目標2については、授業計画4~9で理解を測る。到達目標3については、授業計画10~12で理解を測る。到達目標4については、授業計画13・14で理解を測る。これらは、「学習到達度の確認テスト」で、理解度や自己見解表現で到達度合いを測る。「課題レポート」「授業への参加度」では、講義後の課題レポートへの回答内容、及び授業中の積極的な発言や受講態度で測る。
フィードバック方法:「課題レポート」について、次時の授業の最初に学生から出た意見をまとめて、コメントとともに返却する。
授業外における
学習方法及び
履修にあたって
の注意事項
(公財)日本スポーツ協会公認スポーツ指導者の資格取得に必要な共通科目の1つです。
毎回配布する講義資料で復習し、図書館でも参考文献で学習し、質問事項があれば次時に質問すること。
毎回の授業の最後に、その日の授業内容について質問する「課題レポート」に対して意見をまとめて、理解度を深めること。