<< 最終更新日:2025年1月6日 >>
基本情報
時間割コード112166 開講期前期
科目名入門演習I
講義題目
開講学年1年
曜日・時限月2 単位数2
担当教員福山好典

詳細情報
授業内容
(到達目標を含む)
 大学で学ぶための基本的なスキルを身に付けるとともに、就職活動や社会人になってから必要になる社会人基礎力(社会に対する知識や関心、問題発見・解決力、自己表現力)、さらにその基礎となる日本語の読み書き能力を養うことを目標とする。
 前期の授業では、ノートテイキングなど大学の授業で必要なスキルを学ぶとともに、第2学年以降の各学類における学びや将来の就職に向けた準備を始めるための意識作りを行う。また、書籍を読ませ、社会に対する知識や関心を養いながら読書の習慣をつけるとともに、要点を的確に捉え説明する訓練を行うことで、常識的な日本語の読み書き能力を身に付ける。さらに、プレゼンテーションを行うことで、資料の調査をし、まとめ、相手に分かりやすく伝える技術の育成を図る。
 また、語彙・文法・意味・表記・敬語・漢字といった領域における日本語力を確かなものにするために、練習問題に取り組むことがある。また、この科目で養った日本語力の伸びを確認するために、6月に『日本語検定』を受験することを推奨する。

到達目標1:大学の教育カリキュラムと高校までのカリキュラムの違いを理解し、大学で自律的に学ぶために必要な基本的スキル(ノートテイキング、情報収集、パワーポイントを使ったプレゼンテーション、等)を習得する。
到達目標2:文章の内容を正確に読み取り、それを適切に要約し、文章や口頭で表現することができる。
到達目標3:社会に対する知識や関心を深め、問題意識を持つ。
到達目標4:資料を調査・分析し、それに基づく自分の意見をまとめて、相手に分かりやすく伝えることができる。
到達目標5:グループワークを通して、他者と協調的に作業を行うことができる。
到達目標6:社会人として必要な日本語の基礎知識(敬語の使い方、口語と文語の違いの理解、等)を習得する。

*ディブロマ・ポリシーとの関連については、所属する学類・学科のカリキュラムマップを参照してください。
E24-AAX1 
授業計画
1 将来に向けた目標設定(短期・中期・長期)、
グループに分かれてキャンパス内を調査・報告させる
2 ノートテイキング講座 (各教員が模擬講義を行い、学生にノートを取らせた上で、ノートの取り方のポイントを指導する)
3 読書・要約指導(1)テキストを読ませ各自で要約させる
4 読書・要約指導(2)テキストを読ませ、「ガネーシャ」の課題をすべき理由を要約させ、同じ章を要約させた者どうし比較させる
5 レジュメ作成講座  各教室でレジュメ作成について講義を行った後、用意したテーマや資料などを選択させ、それに基づいてA4・1枚程度のレジュメを作成させる。作成したものは、6週目までにメールまたはプリントアウトまたは手書きで提出させる
6 読書・要約指導(3)グループに分かれて、テキストを読ませ、「ガネーシャ」の課題をすべき理由をグループで相談して要約させる
7 提出させたレジュメをこの日までに添削しておき,返却・指導した上で,各クラスに戻ってレジュメに基づいて発表させる
8 読書・要約指導(4)テキストを読ませ、「ガネーシャ」の課題をすべき理由を2人1組で相談して要約させる
9 プレゼンテーションの原稿作成  テーマ:教員が提示したものから選択または自由テーマ
作成したデータは、10週目までにメールまたは紙媒体で提出させる
10 読書・要約指導(5)テキストを読ませ、「ガネーシャ」の課題をすべき理由を各自で要約させ、同じ章を要約させた者どうし比較させる
11 9週目の課題をこの日までに添削しておき、返却・指導後、パワーポイントでプレゼンテーションのスライドを作成させる。作成指導には,各合同グループの中で指導可能な教員があたる。作成したデータは、12週目までにメールまたは紙媒体で提出させる
12 読書・要約指導(6)テキストを読ませ、「ガネーシャ」の課題をすべき理由を各自で要約させ、同じ章を要約させた者どうし比較させる
13 11週目の課題を各合同グループの中で指導可能な教員がこの日までに添削しておき、返却・指導。完成したデータは、14週目までにメールで提出させる。
14 プレゼンテーションの発表1
聞き手にも評価させ発表者に確認させる(評価シート配布)
15 プレゼンテーションの発表2
聞き手にも評価させ発表者に確認させる(評価シート配布)
教科書 ハンドアウト及び水野敬也(2020)『夢をかなえるゾウ』文響社、ISBN:978-4866512419
参考文献 藤沢晃治(1999)『わかりやすい表現の技術』ブルーバックス ISBN:978-4062572453
渡辺知明(2015)『文章添削の教科書』芸術新聞社 ISBN:978-4875864776
評価方法・基準
評価対象:課題、グループ活動、プレゼンテーション
評価基準:毎回の課題の完成度及び提出状況を40%、グループ活動における参加度を20%、プレゼンテーションの完成度を40%として総合評価する。課題やプレゼンテーションへのフィードバックは授業内及びClassroom上で行う。

到達目標1、2、3、4、6については、「課題」と「プレゼンテーション」への取り組みや完成度から、到達度を測定する。到達目標5については、「グループ活動」における取り組みや貢献度から到達度を測定する。
授業外における
学習方法及び
履修にあたって
の注意事項
テキストをしっかりと読み込み、要約やレジュメを作成する(90分)。また、与えられた課題に応じて、情報収集・日本語検定ドリルなどに取り組む。(90分)
授業中にやりきれなかった課題があれば、翌週までにメールまたはプリントアウトして提出すること。
パワーポイントの使い方の学習は、「情報処理基礎演習Ⅰ」と連携する。