授業内容 (到達目標を含む) |
病理学とは疾患の本質を明らかにするもので、基礎医学、臨床医学の別を問わず、医学全体と密接な関係を持ち、その基本をなす学問である。このためチームワークのもとで成り立つ医療従事者たるもの、正しい病理学的知識を身に付けていることが要求される。講義では病理学概念から導入し、疾患の本質をどのように見極めるのか、その考え方、捉え方を解説し、理解を深めてもらう。
講義の構成は、前半が総論的な内容で、後半を各論的な内容としている。総論的講義では疾患に対する病理学的な考え方、見方、捉え方などを解説し、まず、基礎的概念を修得してもらう。この上にたって、後半の各論、すなわち、体内各器官系統においてみられる疾患に対して、どのような視点からその疾患を理解していけば良いのか解説し、疾患に対する病理学的アプローチの基本を修得してもらう。
内容が豊富なため、必ず平行して復習と自己学習を行なうことを前提とする。
到達目標1:医療チームの一員として疾患と向き合える「眼」を養う。
到達目標2:専門用語を説明できる。
到達目標3:疾患の本質を理解する。
対応するディプロマ・ポリシー
理学療法学分野についての基礎的な知識および技能を修得し、基本的な理学療法を実践することができる(DP1)。
P20-0209 |
授業計画 |
1 |
病理学とは何か、身体と細胞、器官の成り立ち |
2 |
代謝と退行性病変、進行性病変 |
3 |
循環障害 |
4 |
炎症 |
5 |
免疫、アレルギー |
6 |
感染症 |
7 |
腫瘍 |
8 |
遺伝と先天異常 |
9 |
各論:循環器系 |
10 |
各論:呼吸器系 |
11 |
各論:消化器系 |
12 |
各論:内分泌系 |
13 |
各論:泌尿器系 |
14 |
各論:脳神経 |
15 |
まとめ |
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教科書 |
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参考文献 |
岩田隆子・他編集「わかりやすい病理学5版」(南江堂)2008年 ISBN: 978-4-524-25035-6
笹野公伸・他編集「シンプル病理学5版」(南江堂)2007年 ISBN: 978-4-524-24318-1 |
評価方法・基準 |
評価対象:授業への参加度、定期試験 |
評価基準:成績は定期試験で評価する。ただし、授業回数の2/3以上の出席率をもって受験資格とする。定期試験の要点については授業内で解説を行う。 |
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授業外における 学習方法及び 履修にあたって の注意事項 |
毎回、資料配布予定。
次回の授業範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと(90分)。
授業で講義した内容について90分復習してノートにまとめておくこと。 |