授業内容 (到達目標を含む) |
この科目では、実際の人工呼吸療法について、呼吸病理学などの基礎的事項から臨床工学技士が知っておくべき人工呼吸器の装置、手技や技術などの概要を解説し、将来実際の臨床現場で人工呼吸療法を安全かつ的確に行い得る能力の獲得を目指す。
到達目標1:人工呼吸器の設定方法について習得する
到達目標2:各種病態に対するモニタリングと呼吸管理について知識を深める
到達目標3:国家試験問題に正答できる
ディプロマ・ポリシーとの関連については学科のカリキュラム・マップを参照のこと。
M15-3322 M20-3311 |
授業計画 |
1 |
血液ガス判読法 |
2 |
呼吸機能検査 |
3 |
酸素療法・経気道的薬物療法 |
4 |
人工呼吸器の基本構造と使用時の安全管理 |
5 |
各種の換気モード・患者人工呼吸器不同調 |
6 |
非侵襲的陽圧換気(NPPV)・体外式肺補助(ECMO) |
7 |
各種病態に対するモニタリングと呼吸管理 |
8 |
人工呼吸からの離脱 |
9 |
中間まとめ |
10 |
小児人工呼吸法 |
11 |
呼吸不全患者の栄養管理と理学療法 |
12 |
在宅呼吸療法 |
13 |
高気圧酸素治療 |
14 |
呼吸療法における最近のトピックス |
15 |
総合まとめ |
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教科書 |
病気が見える vol.4 呼吸器 MEDIC MEDIA ISBN 978-4-89632-211-8
人体のメカニズムから学ぶ臨床工学 呼吸治療学 メジカルビュー社2017年3月 ISBN978-4-7583-1714-6 |
参考文献 |
臨床工学講座
生体機能代行装置学 呼吸療法装置 廣瀬稔・生駒俊和 編
医師薬出版株式会社 ISBN978-4-263-73410-0CE技術シリーズ
呼吸療法 渡辺 敏、宮川哲夫編集
南江堂、2005ISBN4-524-22405-X
新呼吸療法テキスト 3学会合同呼吸療法認定士認定委員会
出版 アトムス 2012 ISBN 978-4-904307-41-0
Dr竜馬の病態で考える人工呼吸管理 田中竜馬 羊土社 ISBN 978-4-7581-1756-2 |
評価方法・基準 |
評価対象:定期試験 |
評価基準:定期試験(100%)とする。
フィードバック方法:課題については、Classroomを利用して評価とコメントを返却する。試験後、学籍番号と得点を掲示する。各自間違い直しをした上で、疑問があれば解説を行うので訪室すること。 |
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授業外における 学習方法及び 履修にあたって の注意事項 |
生理学と人工呼吸装置学の知識を基に人工呼吸療法を行なうため、復習しておく
次回の授業範囲を予習し、専門用語など理解しておく
自己学習後、不明な点、質問があれば随時、行う |