<< 最終更新日:2025年1月16日 >>
基本情報
時間割コード107832 開講期後期
科目名漢方処方学
講義題目
開講学年4年
曜日・時限木1 単位数1
担当教員中村隆典

詳細情報
授業内容
(到達目標を含む)
【一般目標】1976年に医療用漢方製剤が健康保険医療に導入され、漢方治療が一般的なものとなった。また、薬学教育モデル・コアカリキュラムにおいても、漢方薬と漢方医学の教育が必要であることが明記されている。本講義では、現代医療で使用される生薬・漢方薬について理解し、適切な薬物治療を行うために、漢方の考え方、疾患概念、代表的な漢方処方の適用、副作用や注意事項などについての基本的知識を修得する。
【到達目標】授業計画内に薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠した到達目標を記載する。1.漢方の歴史と理解する。2.漢方の方剤の特徴を理解する。3.漢方処方の構成生薬の役割を理解する。

【卒業認定・学位授与の方針との関連性】
4.基礎的な科学力:医薬品・化学物質等の特性を理解し、生態および環境に対する影響を理解するために必要 となる基礎的な知識と科学的思考を有する。
Y18-0405
授業計画
1 現代医療の中の漢方薬、漢方の捉え方、特徴、診断、治療法、漢方用語
E2-10-1-1、E2-10-1-2、E2-10-1-4、E2-10-2-3
(旧カリ) C7-3-1-1、C7-3-1-2、C7-3-1-3、C7-3-1-4、C7-3-1-7
2 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作用(1)
≪桂枝湯類と副作用≫
E2‐10-1-3、E2-10-2-2、E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-2
3 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作用(2)
≪柴胡剤≫
E2‐10-1-3、 E2-10-2-2、 E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-24.
4 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作(3)
≪麻黄剤≫
E2‐10-1-3、 E2-10-2-2、 E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-25.
5 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作用(4)
≪瀉心湯類・附子剤 ≫
E2‐10-1-3、 E2-10-2-2、 E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-26.
6 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作用(5)
≪人参湯類・地黄剤≫
E2‐10-1-3、 E2-10-2-2、 E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-2
7 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作用(6)
≪当帰芍薬散関連剤・駆瘀血薬≫
E2‐10-1-3、 E2-10-2-2、 E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-2
8 日本薬局方収載漢方処方解説と使用上の注意点および副作(7)
≪石膏剤・その他の方剤≫総合復習問題の解説含む 
E2‐10-1-3、 E2-10-2-2、 E2-10-3-1
旧カリC7-3-1-5、C7-3-1-6、C7-3-2-1、C7-3-2-2
教科書 日本生薬学会編、現代医療における漢方薬、南江堂、2020、978-4-524-40373-8
参考文献 日本薬学会編、知っておきたい生薬100、東京化学同人(第二版)、2012、978-4-8079-0791-5
評価方法・基準
評価対象:定期試験
評価基準:上記の到達目標について、定期試験(100%)を実施し、到達度を測定する。
次回の授業で、前回の授業の理解度に関して設問を使って講義の中でフィードバックする。
全資料をclassroomで公開し、全ての評価のフェードバックスとする。
授業外における
学習方法及び
履修にあたって
の注意事項
講義開始時には、前回講義の復習問題の演習を行います。その時の心得として、復習問題の内容・傾向を自分で考えてください。解答できなくても、解説で理解すればOKです。授業終了後は内容を約45分は復習をして理解してください。