<< 最終更新日:2025年2月3日 >>
基本情報
時間割コード105398 開講期前期
科目名成人言語障害学I
講義題目
開講学年2年
曜日・時限金2 単位数2
担当教員今井絵美子

詳細情報
授業内容
(到達目標を含む)
概要:失語症の症候学について理解することを一般目標とし、失語症の臨床に必要な評価法と治療法についても理解する。まず、多岐にわたる失語症状とその周辺症状を理解し、治療の実際について学ぶ。
到達目標1.失語症の原因疾患、症状を説明できる。
到達目標2.主要症状の発症メカニズムを言語処理過程から推論できる。
到達目標3.失語がもたらす問題と支援の原則について説明できる。
※ディプロマポリシーとの関連については、所属する学科のカリキュラムマップを参照してください。
S10-0313
授業計画
1 言語と脳
2 失語症の原因疾患
3 失語症の症状(1)発話の障害
4 失語症の症状(2)聴覚理解の障害
5 失語症の症状(3)読み書きの障害
6 失語症の近縁症状
7 失語症候群(1)ブローカ失語・ウェルニッケ失語
8 失語症候群(2)伝導失語・健忘失語・全失語
9 失語症候群(3)超皮質性失語・交叉性失語・皮質下性失語
10 失語症候群(4)純粋語聾・発語失行・失読失書・原発性進行性失語
11 失語症の回復過程
12 失語症の言語治療(1)言語治療の原則
13 失語症の言語治療(2)言語治療の理論と技法
14 失語症の言語治療の実際(急性期・回復期・生活期)
15 後天性小児失語症(活動・参加訓練、社会復帰)
教科書 藤田郁代編 「標準言語聴覚障害学 失語症学 第3版」医学書院ISBN978-4-260-04307-6
参考文献 鹿島晴雄・種村純編「よくわかる失語症と高次脳機能障害」4-8159-1661-6 C3047
石合純夫著「高次脳機能障害学」医歯薬出版社978-4-263-21148-9 C3047
評価方法・基準
評価対象:定期試験
評価基準:成績は、定期試験100%として評価する。

到達目標1~3について「定期試験」を重視し、講義中の発言なども考慮して到達度を測定する。

フィードバック方法:
Classroomを利用して評価とコメントを返却する。
授業外における
学習方法及び
履修にあたって
の注意事項
授業計画の実施順序は、履修者の到達度や他科目の進行状況によって前後する。受講者は、適宜指示する予復習項目にしっかりと取り組むこと。専門用語の丸暗記でなく、総合的な理解が必要。教科書を事前に45分読んで予習し、講義後に教科書やノートを45分復習すること。