授業内容 (到達目標を含む) |
仮想化技術とは1台のサーバー上で複数のオペレーティングシステムを同時に独立して動作させる技術です。最近では、オンプロミス(自組織内に構築したもの)ではなく、クラウドサービスを利用することが増えています。
そこでは、仮想化技術を利用してサービスが提供されています。また、新しいサービスを構築するときなどに、試験的にサーバーを作る場合などには、より積極的なコンテナ仮想化技術が利用されます。簡単に必要なアプリケーションサーバーを構築することができます。
本講義では、オープンソースのVirtualBoxを使用して、仮想マシンを構築することで、仮想化の基本を学ぶ。また、コンテナ仮想化であるDockerを使用して、いくつかのアプリケーションサーバの構築を行い、管理方法等についても学ぶ。
到達目標1:Linux OSを操作できる
到達目標2:VirtualBoxで仮想的にLinuxシステムを構築できる
到達目標3:Dockerで加工コンテナを構築できる
*ディブロマ・ポリシーとの関連については、所属する学類のカリキュラムマップを参照してください。
E20-Di02 |
授業計画 |
1 |
Linux OSの基本(Ubuntu ディストリビューション) |
2 |
Linuxのネットワーク構成 |
3 |
VirtualBoxのインストール並びに使用法 |
4 |
仮想OSのインストールと設定 |
5 |
ウェブサーバのインストールと設定 |
6 |
ウェブコンテンツの作成 |
7 |
コンテナ仮想化Dockerの仕組み |
8 |
Dockerのインストールと使用法 |
9 |
DockerHubからの既存イメージの利用法 |
10 |
コンテナからのイメージの作成法 |
11 |
コンテナからのウェブサーバーの構築 |
12 |
コンテナからのデータベースサーバーの構築 |
13 |
コンテナの連携 |
14 |
コンテナによる WordPress CMS環境の構築 |
15 |
まとめ |
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教科書 |
適宜資料を提示します。 |
参考文献 |
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評価方法・基準 |
評価対象:課題レポート |
評価基準:授業への参加状況(50%)と、実習の成果物(50%)によって評価を行います。
各到達目標は、実習の中で確認する。わかりやすいようにチェック項目を作成し、一つづつチェックしながら積み上げる。
そのチェック項目を元に指導しながら学生自身に振り返りを行わせる。 |
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授業外における 学習方法及び 履修にあたって の注意事項 |
実習を中心に授業を行います。事前の60分以上の予習で疑問点等を明らかにしておくことと、事後の120分以上の復習で授業内容の確認と定着を諮ること。 |