授業内容 (到達目標を含む) |
【概要】
妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期にある母子とその家族の健康課題及び健康問題についてウェルネスの思考による看護過程が展開できる知識を学ぶ。また、その支援過程における看護技術の重要性と特徴を理解し基本的な技術を学修する。これらの学習過程から、母子とその家族を取り巻く環境と支援を考察し母性看護の役割を考える。
【到達目標】
1.事例演習
1)母性看護学領域における看護過程の基礎的知識を習得する。
2)マタニティサイクルにある対象を全人的にとらえ、ウェルネスの視点から健
康課題及び健康問題をアセスメントし、優先度を考えながら看護計画を立案
し看護の方向性を明確にすることができる。
2.技術演習
1)医療安全・倫理的配慮を考えて、母性看護に必要な基礎技術を習得する。
2)事例演習で見出した看護の方向性を踏まえて、看護実践を考えることができ
る。
※ディプロマ・ポリシーとの関連については、所属する学類・学科のカリキュラムマップを参照してください
N22-2413 |
授業計画 |
1 |
科目ガイダンス 母性看護における看護過程の展開
妊娠期の看護過程の展開(1) |
2 |
妊娠期の看護過程の展開(2) |
3 |
分娩期の看護過程の展開(1) |
4 |
分娩期の看護過程の展開(2) |
5 |
帝王切開術を受ける産婦の看護 |
6 |
産褥期の看護過程の展開(1) |
7 |
産褥期の看護過程の展開(2) |
8 |
産褥期の看護過程の展開(3) |
9 |
産褥期の看護過程の展開(4) |
10 |
新生児の看護過程の展開(1) |
11 |
新生児の看護過程の展開(2) |
12 |
妊婦の看護と対象理解のための技術 |
13 |
産婦の看護と対象理解のための技術 |
14 |
褥婦の看護と対象理解のための技術 |
15 |
新生児の看護と対象理解のための技術 |
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教科書 |
森恵美編:系統看護学講座専門分野母性看護学[2]母性看護学各論 医学書院、改訂版第14版、2024、ISBN=978-4-260-04223-9
石村由利子編:根拠と事故防止からみた母性看護技術、医学書院、第3版、2020、ISBN=978-4-260-04324-3 |
参考文献 |
太田操編:ウエルネス看護診断にもとづく母性看護過程、医歯薬出版、第4版、2024、ISBN=978-4-263-23687-1
大平光子編:母性看護学Ⅱマタニテイサイクル、母と子そして家族へのよりよい看護実践、南江堂、Web動画付改定第3版、ISBN=978-4-524-25535-1
*講義内で適宜、紹介する |
評価方法・基準 |
評価対象:授業参加状況、定期試験、課題レポート、技術試験 |
評価基準:定期試験60%、課題レポート20%、技術試験10%、授業参加度(提出課題・授業態度等)10%
・フィードバック方法:授業時にシャトルカードを用いて随時フィードバックする。提出記録については、随時コメントし、返却する。 |
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授業外における 学習方法及び 履修にあたって の注意事項 |
母性看護学概論、周産期看護論の知識を基にして対象理解のための看護技術、看護展開を学ぶ。
母性看護学実習に連動した科目なので実践をイメージしながら学習する。
準備学習(予習・復習等):講義においては、予習(15分)を必須とする。シラバスを確認したうえでわからない箇所は調べておく。個人ワークにおいては事前課題(60分)と事後課題(15分)を必須とする。
妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期の対象へのより良いケアを全員で学習し、理解を深める。 |