人間の心身を理解する医療学をベースに、
幅広く活躍できる理学療法の専門家へ。

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参加学生感想文


今回の田中先生の講演会はとてもためになった。経験をされた方の話は現実味があって曖昧だった「理学療法士」という職業に対する意識が変わったような気がする。
途中にあった理学療法の問題点が、「理学療法からの患者情報が医師に伝わらず、医師からの一方的な指示に終始している」ことや、「他職種にも患者情報が伝わりづらく、病棟での生活に反映されていない」ということには驚いた。医師やナース、理学療法士、作業療法士などの間での情報の共有、連携された治療をしなければならないのだと思った。情報が伝わっていないとそこから医療ミスなどが起こりやすくなる。“チーム医療”と口で言うのは容易だが、いざ実践することは難しい。これは将来医療に携わる我々にも重要な課題である。
訪問リハビリについては特に興味深かった。私も将来、高齢者への理学療法を中心にやっていきたいと思っていたのですごく勉強になった。ケアマネージャーなどと、ここでも連携が必要だということから、患者さんのための医療にはチーム医療が必要不可欠なんだと実感した。
また左麻痺を持った人の歩行訓練の様子の動画は衝撃的だった。しかもあんなにも不安定な状態で、回復した状態だとは思わなかった。頑張っておられる患者さんの理想と現実とのギャプから来るストレスを一身に受けなければならないのは難しい。だが先生のおっしゃられた「“同じ目線”になってその人の感情的も考えなければいけない。」という話にも言えるように、身体と同時に感情のケアもしなければいけないんだと思った。それに途中にあった「最近接領域」という言葉は初めて知った。患者さんの能力や意識に合った訓練をしているかどうかはとても大事なことだ。訓練を強要せずに患者さんに「どうすれば現状より良くなるのか」という安心感を与えてあげることが大切だということを心にとどめておきたい。