就職・進路


インターンシップ体験記

モリス株式会社  5日間 -(2)

実習の目標

この企業でしか学べないことを学ぶ。

不景気で多くの企業が倒産する時代の中、生き抜いている企業はたくさんあります。この企業でしか学べないことやホームセンターでしか学べない事を学び、就職活動に役立てていこうと思いました。いざ実習に入ると最初に説明されるのは、あいさつの仕方やお客様に対する接し方などでした。この時、「こんな簡単な説明でいざ実践に入ってもいいものなのか、本当にこれで実習での目標を達成できるのか」と不安でした。いざ実践に入ると「いらっしゃいませ」の一言でお客様の中に会釈する人や店員に会話を求める人などが見られました。お客様は欲しい物を買い、お金を出し、店を後にする。こうして生産者側は所有している商品を条件に一致する人(お客様)に売る。ここはそれだけでなく、お客様と店員との関係ができているように感じました。その謎が解けたのは品出しの作業を行った時でした。店内と店外に商品のジャンルに分けて呼び出しベルが各場所に均等にあり、お客様が商品の事でわからない事があればこのベルを押すことで、迅速且つ確実な接客対応ができるのです。店長からは、ここはほとんどが地元の方しか来ないし、住宅街の前にあるからみんな仲がいいということを教えていただきました。この時代でも生き抜いてる理由は地元の方からの愛情で支えられている上、お客様を一人だけ特別扱いせず一人一人に対して打ち解けられるようにと努力されているからだと思いました。

実習を通じて感じたこと、気づいたこと

給料を支払われて働いてる従業員でなく実習生であり、客でもなければ店員でもないので第三者としてお客様と店員との関係を改めて見ることができました。接客をみせていただきながら「自分ならこうしてほしいな」とか「なんでこうしないの」と思ったり、お客様が店員に対して怒っていても第三者目線ではお客様はこう思っているのだなと感じましたので、それをふまえて自分なりの完璧な接客を心がけました。自分なりにですが、自信を持った接客ができたと思えたのはこの第三者目線で見ることができたからだと思います。

学業及び就職活動に活かしたいこと、将来の抱負など

お客様との関係や互いの気持ちなど深いところを学べました。何かするには基準があるようでないものがあります。その代表が接客だと私は思います。「ここまででええか」では一つの仕事を終えたとはいえません。限界の限界を超えてもまた限界がある。基準がないこと、それが接客なのです。接客業だけではなくこれから関わる人達に対しても、必要なことであると思います。この経験で得た知識はこれからの人生を生き抜いていく上で役立ち、毎日が勉強になるでしょう。このインターシップは働く事の大変さを学ぶものではなく「人生において仕事をし、生きることは」といった観点を見つけるものでした。私にとって働くということは生きる上で大切な事です。働くことで目線が違ってもいろんな人との関わりができ、必要な関係を築いていくことが人生にとって大切であると私は思いました。

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