学科長からのごあいさつ
医療的教育を生かし、こどもたちの健全な成長をサポートする専門家を育みます

こども保健学科 上寺 常和

 
 こども保健学科は医療系の学部で保育士や幼稚園教諭、養護教諭を養成する全国でも希少な学科です。従来の教育系学部の教員養成の方法論では、保育技術や情緒的な学芸スキルが重要視される傾向にありました。しかし、年々こどもたちを取り巻く環境は、いじめ、登校拒否、家庭内暴力(DV)等と決して安心とは言えない状況に変化しています。そのような中で、こどもたちの生命を守り、心身の成長をサポートするためには、子どもの健康状態を的確に把握する医療的感覚や医療的ケアの能力や技術が不可欠になってきました。保育所や幼稚園、さらには障害をもつこどもたちの施設、居住型の児童福祉施設、医療機関など多様な施設での実習は本学科が重要視している特色の一つです。学生の皆さん一人ひとりが多方面で様々なこどもたちと関わる中で、喜びや充実感をとおしてさらなる意欲を高め、「こどもをいつくしみ、守り、育む」精神のもとに学び、教育現場や社会にと幅広い分野で活躍していただきたいと心から願っています。
 なお、2年次編入を若干名認めております。なお、3年次編入も導入しました。