姫路獨協大学 薬学部
生理学研究室

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私の出張講座には、「細胞もおしゃべり好き?!」というタイトルが付けられていますが、講演依頼の趣旨に応じてその内容は適宜修正します。例えば、兵庫県立神戸高校より依頼を受けた時には、職業観育成を目的とした「キャリア・アップセミナー」でしたので、「薬学へのいざない」というタイトルにしました。神戸高校は、2004年にスーパー・サイエンス・ハイスクールに指定されています。2005年、その母校より「科学技術へのいざない」執筆を依頼され、寄稿したのが本講演の契機です。2007年3月22日、「キャリア・アップセミナー」の一環で文理別進路講演会が開催され、私の担当は「薬学」です。「薬学へのいざない」というタイトルで、4年制と6年制の違いや卒業後の進路について、次いで、自らの体験談について語りました。例えば、英語が苦手だったこともあり理系に進んだのに研究論文を読んだり作成したりするのに英語を避けて通れないことを痛感したり、教授に至るまでは研究者生命を絶たれた事も含め幾多の挫折を味わってきたこと等です。後日頂いた講演後のアンケート結果では、学生全般に当てはまるわけでもないその体験談が、一般的な進路説明より反響があったのは少し驚きでしたが・・・。後輩達の進路選択の一助という役目を全うすることができ、何よりでした。このように、受講される高校生にとってより実りある講演を実現するために、事前に出張講座の目的を相談していただければ幸いです。