３月に看護学部の卒業予定者を対象に「卒業前教育」が実施されました。
卒業前教育は4月から看護師として社会に出る学生たちの最後の学び。
この卒業前教育をとおして、自分たちは何ができて何ができないのかを明確にします。
そして、卒業前教育での体験に動機づけられ看護師として社会に出ていくための自覚を高めます。



４月から看護師として社会に出る学生への最後の授業です！

学生は少人数のグループに分かれ、１人の患者さまに対して３つの場面（1.チームコミュニケーション　2.退院調整　3.ABCD評価※1）をとおしてどのように対応できるかを学びました。
※1　ABCD評価とは、下記項目で全身状態を把握します。
A：空気の通り道（気道）　B：呼吸　C：血液循環　D：呼びかけに対する反応


【チームコミュニケーション】では、医療職者同士のコミュニケーションテクニック、特にSBAR（報告の仕方）※2　について学びました。
※2　SBARとは、S:状況　B:背景　A:判断　R：提案


【退院調整】では、患者さまの退院準備にあたり、ご家族の方とのコミュニケーションを行っています。
患者さまの退院後の生活を見据え、調整していきます。
学生は、看護師役になりご家族の思いを聞いています。


【ABCD評価】では、患者さまの状態が急変した場合のABCD評価のコツを学び、実際にシミュレーション人形を使って実践中！

４年生のみなさんは春から看護師ですね。みなさんの今後のご活躍を心より応援しています！

なお、2022年度「卒業前教育」は「姫路メディカルシミュレーションセンターひめマリア」との連携により行われました。