姫路獨協大学 薬学部
生理学研究室

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第31回日本神経科学大会が、2008年(平成20年)7月9日から11日の3日間、東京国際フォーラムで開催されました。我々の研究室から1演題(業績:学会発表1)、共同研究室から3演題(業績:学会発表2-4)の発表がありました。 学会発表1では、我々が筆頭演者となっており、当講座の研究課題1について発表致しました。中枢神経系細胞の形質膜上に15デオキシ-デルタ12,14-プロスタグランジンJ2(15d-PGJ2)の特異的結合部位が存在することを、我々は世界に先駆けて見出しました。それまで、15d-PGJ2は核内受容体を介して作用すると考えられていました。しかしながら、核内受容体とは別経路となる膜特異的結合部位を介して、15d-PGJ2が神経細胞のアポトーシスを誘導している可能性が示されました。15d-PGJ2の新経路発見の価値が認められ、ハイライトとして論文(業績:論文16)掲載されました。本学会では、末梢組織細胞においてもその特異的結合部位が存在し、中枢性ばかりでなく末梢性の疾患においても重要な役割を果たしている可能性について発表いたしました。反響は予想以上で、大学の研究機関ばかりでなく製薬会社の方からも質問を受けました。学会のスケジュールに従うのなら午前中だけの対応となるのですが、午後からも質疑に応答しておりました。多くの方々に興味を持っていただき、この場をお借りしてお礼を述べたいと思います。当研究室のHPでは、新たに共同研究の項目を作製致しました。我々の研究課題に興味のある方は、特許等の情報も公開しておりますので、是非ご覧下さい。

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