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海外通信

ドイツ通信

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田中 智章 さん
外国語学科4年次生
(大阪府立大塚高校 出身)

≪留学先≫
InterDaf Herder Institut

ライプツィヒ大学ヘルダー・インスティトゥート(ドイツ語教育研究センター)

2016年04月号 (2016-04-06掲載)

今回の約一年間の留学を通してたくさんのことを経験することができました。 今まで自分が好きでしてたサッカーやフットサルも、2年前には想像もできなかったですが、その話題だけで新しく友達が出来たり、そこからまた新しい人との関わりが増えたりと、自分が特に将来の為とかでもなく何気なくしてきたことでも自分次第で何か新しいことに繋がるんだなと改めて実感できました。

ドレスデン
ドレスデン
学校の友達とフットサル
学校の友達とフットサル



滞在している間にシリアからの難民を目の前で見たり それに対するデモ活動、受け入れ運動など 日本では想像もしていなかったようなことも自分の目で見ることができました。 滞在期間の最後の3か月の間に隣の国フランスでの テロがあったことなどもありドイツでの生活に不安を覚えたことも事実ですが、しかしそのことについていろいろな国の友達と真剣に考えたり、話したり、お互いに意見を交換したりと、本当に自分の中で今まで考えたこともなくて 常識であった普通に生きていること、生活していることに対しての考え方ががらりと変わりました。

文化に関して言うなら、国がたとえ同じでも隣に住んでいる友達や顔見知りでも、そこにはその人それぞれの生活、常識、環境があって 一人一人が違う考え方、物事に対する見方があるんだなと思うようになり、より色々な考え方を、素直に『ああ。そういう感じ方もあるんだな。』と自分の中に素直に違う意見として受け入れることができるようになったこと、そのように思えるようになれたことは、自分にとって本当によかったなと思います。


ノイシュバンシュタイン城
ノイシュバンシュタイン城
ハイデルベルグの街並み
ハイデルベルグの街並み
ハイデルベルグ城
ハイデルベルグ城


一年間という短い間でこのように自分の中で変化を感じることができ、また、もっと見てみたいもの、挑戦したい事を新しく発見できて、この留学に充分満足しています。

これからは自分が新しく受け入れることが出来るようになった事を自分の中だけで消化するのではなく、アウトプットして誰かに少しでも何かを伝えたり、何か変化を与えられることがあると嬉しいですし、そこでまた新しい何かを自分の中に感じて発見できることが出来ればいいなと、思います。


レーゲンスブルクの街並み
レーゲンスブルクの街並み
レーゲンスブルクの小さな教会
レーゲンスブルクの小さな教会

2015年11月号 (2015-11-30掲載)

 学校の授業もだんだん難しくなってきました。B2コースからはプレゼンテーションをするなど、より実践的な授業内容になっています。毎日、多い時では50個以上の新しい単語が出ることもしばしば。もちろん授業のテーマも難しく、より複雑なものになってきました。でもそれはそれでとても楽しく、クラスの中でディベートしたりするのはとても充実した時間です。みんなそれぞれ違う環境や時代の中で育っているので、一つのことについて話し出すと時間もかかったり、なかなかお互い理解しあえないこともあったりしますが、それはそれで異文化交流としてとても興味深いです。

プレゼンテーション
プレゼンテーション風景


 今は11月の後半ですが、町ではすでにクリスマスにむけてクリスマスマーケットが始まっています。町中に小さいテーマパークができたみたいな感じです。ここではみんなGlühweinというワインを飲んでいます。これから年末に向けてSilvester(日本でいうところの大晦日)を祝ったりするので、とても楽しみです。

クリスマスマーケット
クリスマスマーケット

2015年9月号 (2015-09-30掲載)

選抜選手権大会にて  平日の授業は朝8時から昼過ぎに終わり、午後は自由時間です。でも毎日次の日までにしていかないといけない宿題が多く、帰って昼食を食べて宿題をしているとすぐに夕方になります。宿題を忘れることがちょくちょくあれば、「来なくていい」と言われることも。。。
 ヨーロッパにはサマータイムがあり、日本では考えられないことですが、夜の10時前まで太陽が見えます。日本より明るい時間が長いのでちょっと違和感があります。
 授業は2か月続き、最後に次のレベルへの進級テストがあります。レベルはA1、A2、B1、B2、C1、C2と6段階あり、B1からB2に上がるときに少し難しくなるため、何人かのクラスメイトは落ちてしまいました。
 テストは文法・会話・聞き取り・読解・作文の5項目で、会話以外の4つのテストで70%以上ない場合、会話のテストは受けられません。仮に70%あったとしても、会話のテストで70%以上取れないと、同様に不合格です。テストは出される題目がランダムなので、ちゃんと勉強していかないと落ちてしまいます。
 思っている以上に授業は難しいこともあり、基本的に授業中はドイツ語以外禁止です。母国語を話したければ、それをドイツ語で言えないと「教室から出て行け」と言う先生もいます。きちんと勉強すればドイツ語を話せるようになるし、しなければ問答無用で落とされる、と言う感じです。
 でもとても楽しいです。ドイツの生活や文化になれればとても住みやすい国で、楽しい国でもあります。 

クラス
クラス
Leipzig の町
ライプツィッヒの街

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