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薬学部コラム

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第11回

家庭菜園

健康管理学研究室 西郷 勝康 教授

 我が家は、神戸市内とはいえども西北の端、山林や農地に挟まれた所に立地しています。わずかでも土いじりのできる庭が欲しいなと思い、長い通勤時間と引 き換えに、21年前に転居したのでした。小さな菜園には、簡単にできる物しか植えませんが、これまでに経験した(うまくできたとは限らない)野菜は、トマ ト、キュウリ、なすび、ピーマン、枝豆、インゲン豆、きぬさや、落花生、トウモロコシ、ゴウヤ、おくら、じゃがいも、ねぎ、にら、ブロッコリー、キャベ ツ、人参、大根、しそ、等々。土の“香り”を感じながらいじるのは気持ちがよく、森林浴に匹敵するのではないでしょうか。何と言ってもうれしいのは収穫の あるとき。間違いなく毎年生えてくるのは「しそ」、虫たちともシェアしながらいただきます。おいしく食べるために旨い刺身が必要なのですが・・・。
 感激したのは「にら」の白い可憐な花と「おくら」のビロードのような荘厳な花。友人の入院見舞いに「にら」の花を切って持っていきかけたくらいです。もっ とも、若干特異な香りが強いのでやめましたが。「とうもろこし」のもぎたてを食べるときの新鮮さはまた格別。夏の炎天下、ゴウヤの生をつまみ、もぎとった トウモロコシをかじりながらビールを飲むのは最高です。
 我が家でできるトマトやピーマンは、スーパーで売っているのと随分違います。やや堅いし、かおりが強い。きっと抗酸化力も強いはずと期待しています。多分 これが自然な路地栽培の結果だと思うのですが、スーパー味覚に慣れた家内には残念ながら好まれません。子供たちには少しでも、自然に近い味にも親しんでも らいたいと思っています。

  我が家の生ゴミの殆どはこの菜園などに埋めて、土造りと同時にゴミ減量にも協力しているつもりで自己満足しています。なんとか貸農園にも手を広げたいと思い準備中、協力者を募集します、よろしくお願いします。

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