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第2回 新しい多職種連携教育セミナーを開催しました

第2回 新しい多職種連携教育セミナーを開催しました

昨年度に多職種連携教育に文系エッセンスを加えた「新しい多職種連携教育」の第2回セミナーが、6月4日(水)に実施されました。

本学の「新しい多職種連携教育」 は、「チームビルディング」 「グループダイナミクス」 「論法・論述に関する知識」 を3本の柱とし、職種や立場に関係なく協力・連携し、建設的・生産的な議論によってものごとを前に進めていく力を養います。

第2回セミナーでは、「チームビルディング」 をテーマに、午前は1回生、午後は2回生のグループワークが行われました。それぞれ異なる学部(群)・学科の学生が集まって少人数のチームを組み、午前の部では協力して困難な状況を脱出する方法を考える、午後の部では災害を想定して自分たちにできることを考えるというシミュレーション体験を行いました。専門分野が異なれば、持っている知識や考え方の方向性も異なるようで、自分とは異なる新たな考え方を知ることができるのと同時に、話し合いによってお互いに納得しながら意見を合わせていくことができることや、それによって人間関係も深まることを体験できた、貴重な時間になりました。


学生からのコメント(抜粋)




  • グループワークは苦手で、最初はあまりやりたくないなと思っていたが、みんなでしっかり話し合って意見を出すことができ、初めてグループワークの楽しさや自分の意見を出すことの重要性に気がつくことができた。
  • いつも知っている仲の良い人たちと喋っているが、知らない人たちとも話して、改めて人に伝えることの難しさや自分の思っていることを伝えることの大切さを感じることができた。
  • 初対面の人との話し合いで、最初はお互いのことがわからず緊張したが、意見を交わすごとに少しずつ信頼関係が生まれていくのを感じた。
  • 多数決では納得出来ない人も出てきて、私も嫌な思いをすることがあったが、コンセンサス法だと、少数意見も切り捨てず、みんなが納得できるよう根拠を言って話し合えるのがとても良い。社会人に必要な力だと感じた。
  • このセミナーでの最も良かったなと思ったことは、交流が出来ることだった。普段あまり話さない学部の人と話すことができて、気の合う人を見つけることが出来る可能性も感じた。こうして交流の幅を広げる機会を得られて、非常に有意義な時間になった。


教員からのコメント(抜粋)




  • 初対面のメンバーから成るグループの中で、学生たちは、グループワーク開始当初こそ固い表情をしていたが、話し合いを続けるうちに表情も穏やかになり、積極的に意見を交わしていたように見受けられた。グループとしての結論を出しそれを発表したことによって達成感も得られたようで、これが今後の学生生活の原動力となることを期待したい。
  • 2回生になると、1回生よりもグループワーク中の発言が積極的になっており、この取り組みを通じての成長が感じられた。自身の意見を伝えるだけでなく、相手の意見を聞こうとする姿勢も非常に良い雰囲気であった。
  • 午後のセッションで、即席で教員チームを作って参加したが、これが非常に良かった。異なる専門分野の教員がすぐに団結して楽しそうに話し合いをしている姿を見せられて、学生にとってもお手本になったのではないか。