お知らせ
2025.09.29
従来医療系学部で行われてきた多職種連携教育に文系エッセンスを加えた「新しい多職種連携教育」の第3回セミナーが、9月19日(金)に実施されました。今回は「グループダイナミクスを学ぶ」というテーマで、チームのメンバーが変わると話し合いの雰囲気や内容にどのような影響が出るかについて理解を深める機会となりました。
今回は、最初に専門分野が同じまたは比較的近い学部(群)・学科の学生とグループを作って議論をし、その後異なる専門分野の学生とグループを組みなおして同一のテーマについて話し合いました。その後、グループダイナミクスに関する講義を受け、自分たちが体験したことを理論的に整理しました。一回目の議論と二回目の議論では、雰囲気も内容も大きく異なる議論になることが実感でき、またその理論的裏付けを理解したことで、専門性の異なるメンバーが集まってチームとして機能するために必要なことを学びました。また、1回目の議論でグループ内の議論をけん引する役割を務めた2回生は、2回目の議論に加わる代わりにリーダーシップに関する講義を受け、チームのリーダーの役割やタイプについて理解を深めました。
また、今回のセミナーを姫路市総合教育監の加藤聡氏が参観されました。学生とも直接交流され、学生の取り組む姿勢や発表内容のまとめ方などに感心しておられました。加藤氏には次回セミナーが実施される11月12日(水)に特別講義を実施していただく予定で、その告知をしていただき、興味を持った学生も多数いたようでした。
次回のセミナーについても意義深いものにするべく準備を進めています。
・過ごしてきた環境や考え方により人それぞれまったく違う意見が出てとても面白かった。
・様々な学部の人たちと意見を交換することで、いろいろな視点があるということを学んだ。
・1回目は先輩が議論をリードしてくれたおかげもあってスムーズに進んだが、2回目は中心となって進めて行く人がおらず、言葉も詰まるなど、なかなか進まなかった。グループダイナミクスの影響を確かに感じた。
・今までの議論や意見を出し合う場面でなんとなく感じていた疑問などが言語化されて説明されていたので、頭に入りやすくわかりやすかった。
・ただ議論を進めるだけでなく、円滑に進めるための小さな要素を確認することができ、今後のグループワークに役立つと思った。率先して使っていきたい。