お知らせ
2025.10.08
医療従事者が臨床に携わるうえで、統計学の理解は欠かせません。なぜなら、治療効果や研究結果の客観的判断は、すべて統計的な裏付けによって示されるからです。将来、臨床家として患者さんを支えるにしても、研究者として新しい知見を切り拓くにしても、統計学の素養は必要不可欠といえるでしょう。
姫路獨協大学医療保健学部長による「医療統計」の授業は、熱心でありながらも学生の緊張をほぐす工夫にあふれています。学生たちはパソコンに向かい、真剣な眼差しで作業を繰り返します。
演習形式で操作に慣れる
スクリーンを使った丁寧な解説
「できんでもええんよ。すぐできるようになるから。」
— 医療保健学部長(医療統計担当)
そんな温かい言葉に、最初は難しさに戸惑っていた学生たちの表情も少しずつ和らいでいきます。
1コマ90分。授業が始まった直後には「難しい…」「今どこをやっていたっけ?」という声があがっていたものの、繰り返し取り組むうちに理解が深まり、次第に自信を持って課題を進められるようになります。
「えっ、こんなに簡単なんだ!」「意外と面白い!」——授業が進むにつれ、そんな声が教室のあちこちから聞こえるようになってきました。
手を動かして腑に落とす
結果の解釈を仲間と共有<
統計というと「難しい学問」という印象を持ちがちですが、こうして一歩一歩理解を積み重ねていくことで、学生たちは学ぶ楽しさを実感しています。
姫路獨協大学では、アットホームな環境が学生生活の雰囲気だけでなく、学びの場においても大切にされています。難しい学問を「面白い」と感じられる瞬間こそ、本学の教育の強みのひとつです。