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お知らせ

2024.05.21

第1回 新しい多職種連携教育セミナーを開催しました。

第1回 新しい多職種連携教育セミナーを開催しました。

 従来医療系学部で行われてきた多職種連携教育に文系エッセンスを加えた「新しい多職種連携教育」の第1回セミナーが、5月11日(土)に実施されました。
 清々しい晴天の元、全学部(群)の1回生が一堂に会し、学部や学科の壁を越えて交流を行う貴重な機会となりました。


 本学の「新しい多職種連携教育」は、「チームビルディング」「グループダイナミクス」「論法・論述に関する知識」を3本の柱とし、職種や立場に関係なく協力・連携し、建設的・生産的な議論によってものごとを前に進めていく力を養います。


 第1回セミナーでは、「チームビルディング」をテーマとしたグループワークを行いました。異なる学部(群)・学科の学生が集まって少人数のチームを組み、協力して困難な状況を脱出する方法を考えるというシミュレーション体験です。


 異なる知識・異なる考え方を持った初対面の学生同士が、お互いの意見を出し合い、聞き合い、納得して全体の方針を決めていく作業を通じて、社会人基礎力、特に「チームで働く力」につながるトレーニングができました。
 次回のセミナーについても意義深いものにするべく準備を進めています。

参加学生の感想(抜粋)

  • 今回の授業で、多くのことを学び、社会に出た時に必要なスキルをつけれたと思った。
  • 自分が今まで見たこと無かった人や話したことない人がたくさんいる中でこのような機会があるおかげで新しい友達や関わるはずのなかった人たちと関わることができてとても有意義な時間だった。
  • リーダーをやってみて、自分の意見をはっきりさせる必要があったり、話を振るタイミングの把握などが難かったが、楽しかった。
  • 1人1人の意見を尊重して結論を出すことは難しいと感じました。だけど全員が納得する結論が出せたので様々な意見が出て、自分の考え方と違う考え方がありそれを話し合うことで共有し合えて新たな知識を得るということが大切だなと思いました。色々な考え方があり、楽しかったです。
  • 自分の考えとは別の考えがあり、考えたことの無い考え方があったので新しい考え方を知った。

実施教員の感想

  • 開始当初は初対面の者同士がほとんどであったため、ディスカッションが進むだろうかと心配なところもありましたが、徐々に打ち解け、お互いの意見を出し合うことが出来ていたように思いました。リーダーだけでなく、他の学生もチームを引っ張る姿が見れたこともよかったです。大半の学生から前向きな感想をもらえたことは、これからの糧にもなりました。
  • これまで交流する機会が無かった人間社会学群の学生が、すごく素直に、そして前向きに薬学部、看護学部、医療保健学部の学生と交流している姿を目の当たりにすることで、各々の学生が専門的な学習をする前だからこそ、お互いが壁を作ることなく交流・連携出来ていたように感じ、早期からの連携教育の必要性について再認識させられたように思います。
  • 学生たちが予想以上に積極的にグループワークに取り組んでくれて、また大部分の学生が本日のイベントに肯定的なコメントをしてくれて、初回としては上手くいったと思います。しかし初対面の人とうまくコミュニケーションを取るのが難しかったというコメントをくれた学生もいたので、次回以降はさらに良い雰囲気でコミュニケーションを促進できるような工夫を考えたいと思います。