基本をつかむ
大学での学び方を知ると共に、専門分野の基礎を習得。実習準備として、言語聴覚障がいの全体像をつかみます。
実習にそなえる
臨床医学や心理学関連の専門科目を学習。現場をイメージしながら、検査の練習を行い、マナーを身につけます。
実力をためす
病院実習で、機械を使った検査と評価を実習。対象者と対話しながら、臨床技術を養います。
学びを集大成する
これまで学んだ知識や技術を、病院での実習で応用。就職試験と国家試験に向けて、学びの集大成を行います。
全学共通科目 |
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専門教育科目:専門基礎分野 |
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専門教育科目:専門分野 |
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※2014年度入学生用カリキュラムであり、変更となることがあります。
1年次:音声言語病理学演習Ⅰ
大学での学習を始めるにあたり、大学生に必須の学習技術について学びます。ノートの取り方、医療系教科書の活用法、大学図書館の使い方などについて、グループ演習を通して身につけていきます。
2年次:臨床基礎ゼミナール
臨床現場において必要となる接遇やマナーを習得。対象者とのスムーズなコミュニケーションに欠かせない自己分析を行います。さらに施設見学を行い、スタッフの方々に話を伺うことで、言語聴覚士として働くことのイメージを広げます。
3年次:臨床実習Ⅰ[7週間程度]
病院や福祉施設で、機器を使って聴力や音声などの検査を実施。対象者とのコミュニケーションを大切にしながら評価技術を自分のものにします。社会人としてのマナーを身につけることも目的にしています。
4年次:臨床実習Ⅱ[7週間程度]
病院や福祉施設で、検査と評価に基づいて対象者に応じた診療プログラムを立案し、実際に訓練を行って成果を評価・分析。臨床力だけでなく、対象者との交流を通じて人間的な成長もめざします。
言語聴覚療法学科4年次
清水 凪沙さん
(福井県立美方高等学校出身)
仕事の難しさと、仕事のやりがいを現場を経験したからこそ、実感できた。
言語聴覚士が関わる患者様の障がいの原因は、脳の病気など、目に見えないことが多く、そこを確定できなければ治療方針が決まりません。どうして飲み込めないのか、言葉が出にくいのか…臨床実習の現場では仕事の難しさや責任を改めて理解でき、努力の必要性を痛感しました。しかし同時に、患者様に可愛がっていただいたり「ありがとう」の言葉に感激したり、仕事のやりがいや喜びを味わえたのも確か。実習の前後では、勉強へのモチベーションがガラリと変わったと思います。
清水さんの実習施設
[3年次]「臨床実習 I 」 八尾総合病院(富山県)に7週間
[4年次]「臨床実習 II」 さくらの丘クリニック(広島県)に7週間
主な実習先
[兵庫県]姫路市総合福祉通園センター、西播磨総合リハビリテーションセンター、製鉄記念広畑病院、姫路中央病院、石川病院、土井病院、書写病院、佐用共立病院、高砂市民病院、公立神崎総合病院、市立加西病院、市立芦屋病院 [大阪府]協和会病院、松本病院 [京都府]シミズ病院、十条武田リハビリテーション病院 [奈良県]東大寺福祉療育病院 [和歌山県]角谷リハビリテーション病院 [広島県]因島医師会病院、廿日市記念病院 [福岡県]福岡大学病院、小倉リハビリテーション病院、長尾病院 [佐賀県]佐賀大学医学部附属病院など