土台をつくる
人体の構造や機能、作業療法の基礎を学習。地域現場体験実習、地域連携・貢献活動を通じて視野を広げます。
臨床を理解する
作業療法を施すために必要な医学的知識を習得。実習・実践に向けて、臨床関連の専門知識を蓄えていきます。
実践的に学ぶ
さまざまな実習や演習を通じて、専門的な知識と技術を獲得。対象者と直接関わる臨床評価実習も経験します。
将来像を描く
これまでに培った知識と技術を、臨床総合実習の現場で発揮。国家試験合格をめざし、総合演習にも取り組みます。
全学共通科目 |
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専門教育科目:専門基礎分野 |
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専門教育科目:専門分野 |
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専門教育科目:専門分野:地域貢献・連携特論 |
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※2014年度入学生用カリキュラムであり、変更となることがあります。
1年次:地域現場体験実習[1週間]
リハビリテーション病院、障がい児や障がい者などの福祉施設を見学し、対象者が生活する上で何に困っているのかを実感。そこで活動する多職種の方々と触れ合い、作業療法士の役割を認識します。
2年次:臨床見学実習[1週間]
臨床現場を見学し、対象者との関わり方、作業療法の実態などを把握。これまでに学んだことを確認すると共に、学習へのモチベーションを高めて、後期よりスタートする臨床関連の授業に備えます。
3年次:臨床評価実習Ⅰ・Ⅱ[Ⅰ・Ⅱ:各3週間]
身体障がい・精神障がい・発達障がい・高齢者の4領域を体験できるよう、ⅠとⅡは異なる実習先を選定。各3週間、作業療法士の指導のもと、障がいや個性を見極めた上で対象者に作業療法評価を行います。
4年次:臨床総合実習Ⅰ・Ⅱ[前期・後期:各7週間]
前期と後期、異なる現場で各7週間、対象者の評価から治療までの一連の流れを体験。コミュニケーション能力、判断力、応用力に磨きをかけると共に、プロとして羽ばたく将来の自分をイメージします。
作業療法学科4年次
永尾 優実さん
(和歌山県立星林高等学校出身)
段階的な実習で成長を実感
実習前の「事前評価」で自信をゲット。
1〜2年次は「体験」「見学」、3〜4年次は「評価」「治療」と、実習内容が段階的なので成長を感じながら学べます。さらに、本学科には「OSCE(オスキー)」という事前評価システムがあり、実習前に技術や知識のチェックがあります。緊張もしますが、自信になるのでありがたいですね。山梨県の病院での実習の際、患者様の方言がわからなかったのですが、逆に「方言を教えてください!」と積極的に交流し距離を縮めることに成功。実習では特にコミュニケーション力が磨かれたように思います。
永尾さんの実習施設
[1年次]「地域現場体験実習」
書写障害者デイサービスセンター(兵庫県)に5日間
[2年次]「臨床見学実習」
兵庫県内3施設に計1週間
[3年次]「臨床評価実習Ⅰ・Ⅱ」
老人保健施設ひまわり(愛媛県)/湯布院厚生年金病院(大分県)に計6週間
[4年次]「臨床総合実習Ⅰ・Ⅱ」
石和温泉病院(山梨県)/向陽台病院(熊本県)に計14週間
主な実習先
[兵庫県]赤穂市民病院、姫路市総合福祉通園センター、石川病院、神戸リハビリテーション病院、公立神崎総合病院、姫路中央病院、赤穂中央病院、姫路愛和病院、西江井島病院、吉田病院附属脳血管研究所 [東京都]心身障害児総合医療療育センター [京都府]京都武田病院 [大阪府]鶴見緑地病院、大阪発達総合療育センター、蒼生病院 [奈良県]奈良県総合リハビリテーションセンター [岡山県]市立児島市民病院 [広島県]広島県立障害者療育支援センターわかば療育園 [徳島県]鴨島病院 [香川県]児童発達支援センターあすなろ [高知県]大西病院 [福岡県]たていわ病院 など、全国200施設(うち兵庫県内70施設)