学部・大学院

海外通信

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樋口 夕華 さん
外国語学科 2014年3月卒業
(高等学校卒業程度認定試験)

【勤務先】
清河ビジネス株式会社日本語センター

2015年10月号(2015-10-05)

 9月27日。中秋節(陰暦の8月15日)でした。ベトナムからも、きれいな月が見えました。 ここでは中秋を子どもの正月といいます。中秋が近づくと、Banh Trung Thu(月餅)やおもちゃ、中秋節の飾りがあちこちで売られ、夜は道を獅子舞が太鼓に合わせて練り歩き、街はとても賑やかになります。
 会社でもパーティーが開かれ、小さい子どもで溢れかえっていました。(社員、教師の子ども。ベトナムは本当に子どもが多い!)
 そして、今年の中秋節は私の誕生日でもありました。ベトナムで迎えた2回目の誕生日。たくさんの方にお祝いしてもらい、また忘れられない心に残る1日となりました。


2015年9月号(2015-10-05)

 ベトナムは休日が少ない国です。長い連休はお正月ぐらいにしかないので、国内を旅行することもほとんどできません。なので、今回少し強行日程ですが、土日の休みでサパ(Sapa)に行ってきました!
 サパは中国との国境に近いラオカイ省にある標高1600メートルの山岳地帯で、美しい棚田が有名です。また、周辺には多くの少数民族が暮らしており、町なかには日常的に民族衣装姿の女性が歩いていて、ハノイやホーチミンのような都会とは全くちがう、秘境感たっぷりの観光地です。夏でも涼しく、空気もきれいで、身体も心も浄化されたような気分になりました。
 車で、往路は去年できた高速に乗って7時間、復路は山道で11時間かかり、とても疲れましたが、いい旅でした。 サパはベトナムでもまるで異国、また違うベトナムを発見できました。


2015年8月号(2015-08-11)

 7月もあっという間に過ぎ、気が付けば8月になってしまいました。学校では、7月に高校を卒業した人たちが続々と入学してきて、学生数が増えてきました。8月も3クラス開講する予定です。
 ここでは初級のN5から中級のN3までを、『みんなの日本語』の教科書を使って教えています。日本人は主に会話練習担当で、1課に1回授業があります。勉強を始めた時期によって違いますが、学生は日本語能力試験のNat‐Test、JLPT、J-Testを目指して毎日8:00-16:30まで勉強しています。
 日本からいらっしゃる日本語学校の方には、ここの教育はきちんとしていて質が高いという評価をいただいているので、これからもよりよい授業を目指し、日本人としては、学生が机上の勉強だけでなく、実践的なコミュニケーションも上手になるように、頑張りたいと思います。


2015年6月号(2015-06-23)

 6月といえば、ライチ。ここHai Duongは、ライチの名産地です。毎年、一番暑い6月の1か月間だけ食べることができます。収穫したばかりのライチは、色も味も、今まで日本で食べたのとは全然違って、甘くてみずみずしくて本当に美味しいです。また、ライチだけでなく、ベトナムは果物が豊富で、日本では見たことがない美味しい果物がたくさんあります。毎日、授業の合間の休憩時間に、事務員さんが出してくれる果物を食べるのが楽しみのひとつです。
 5月に日本人の先生がひとり帰国されたので、忙しくなりました。毎日遅くまで仕事で、体力的にも精神的にもきついと感じることもありますが、ほかの日本人の先生と励ましあいながら頑張っています。それから、引っ越しをしました。1週間前に突然言われ…。ベトナムではこんなことはしょっちゅうです。ここにいると、どんどん心がおおらかになります。


ライチ

果物

2015年5月号(2015-05-21)

5月になりました。こちらはもうすっかり夏です。気温は30℃以上、毎日蝉が大合唱しています。
日本と同じ時期にベトナムも大型連休があり、私の会社は社員旅行がありました。今年は飛行機で中部のダナン(Da Nang)へ行ってきました。海がきれいで、暑かったです(40℃ぐらい)。他にも、ベトナムの京都と言われるホイアン(Hoi An)や、アジアいち長いロープウェイがあるBana Hillsなど、有名どころへ行けて、うれしかったです。
仕事が忙しく、長い休みもほとんどないので、今回の連休はいい気分転換になりました。リフレッシュしたので、また気持ちを新たに仕事を頑張っています。


古都ホイアンの灯籠

ダナンの海辺

2015年4月号(2015-04-27)

日本はだんだん暖かくなってくるこの時期、ここはだんだん暑くなってきています。みなさんベトナムは1年中暑い国というイメージだと思いますが、それは南部のほうだけで、北部はちゃんと四季があり、冬は寒くなります。
ベトナムは南部に経済とバンクの中心地:ホーチミン、北部に政治の中心地である首都:ハノイの2大都市があります。私がいるのはハノイから約60kmのハイズン(Hai Duong)という街。距離にしては神戸と姫路ぐらいですが、まだ交通が発達していないため、車で1時間半ぐらいかかります。工業団地が多く、日本人もちらほら見かけます。治安もよく、平和な街です。 学校のほうは春の出国生60人ほどが日本へ行って人数が減り、今は少し落ち着いています。
学校では主に会話中心に授業をしています。学生は18歳から30代前半までで、毎日90分×4コマ、熱心に勉強しています。日本人の先生は4人で、みんな仲が良く、すごくいい雰囲気で仕事ができています。ありがたくて、大切な仲間です。
※(写真は旧正月にみんなでタイへ行った時のもの。)


2015年3月号(2015-03-30)


コンソン寺にて

昼間は学校で初級クラス、夜は日系企業で上級クラスを担当しています。日本語を教えるのはもちろん、日本の文化、習慣、礼儀、政治情勢なども教えなければいけないので、日々勉強です。準備など大変ですが、やりがいがあります。 ベトナムについて何も知らずに来ましたが、食べ物もおいしく、ベトナムの人は皆フレンドリーで親切で、生活に困ることはありません。
文化・習慣の違いは多く、驚くこともたくさんありましたが、すぐに慣れました。
外国で働くということは大変なことも多いですが、様々な経験とともに、自分の視野を広げてくれます。
仕事を始めてから、ただやらなければいけないことをやって過ぎた1年だったので、今年は自分のために頑張ろうと思っています。


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