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はりま歴史講座「武士の生きざま 軍師と武士道」(第1講)を開講(報告)[地域連携課・播磨総合研究所・播磨会]

2014/04/28

静岡大学名誉教授 小和田哲男先生

姫路市 石田哲也副市長

 今年のNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」の舞台・姫路市にある本学では、昨年度、この黒田官兵衛をテーマにした歴史講座を開講しましたが、今年度は、それに引き続き「軍師」にスポットをあてた内容として、4月27日(日)、創立20周年記念ホールで、はりま歴史講座「武士の生きざま 軍師と武士道」を開講しました。ホール定員230名の受講申込があり、この日は、200名を越える方々が参加されました。会場には、イメージキャラクターの「かんべえくん」も登場、華を添えてくれました。
 道谷卓法学部長の司会で、本講座の開講にあたり、姫路市の石田哲也副市長からご挨拶をいただき、続いて本学を代表して播磨総合研究所所長・大塚健洋教授が本講座の趣旨を説明しました。
 第1講は、大河ドラマの時代考証でおなじみ、静岡大学名誉教授の小和田哲男先生が「黒田官兵衛は戦国最強の軍師か」と題して、大河ドラマの時代考証でのエピソードも織り交ぜながら、軍師としての官兵衛の魅力を、わかりやすくお話ししていただきました。
 先生はまず、戦国軍師のベスト8として、黒田官兵衛をはじめ、太原雪斎、山本勘助、竹中半兵衛、立花道雪、山中鹿介、片倉小十郎、直江兼続をあげ、彼らの特徴を簡潔に解説されました。また、これら8名以外で注目される軍師も13名(小早川隆景など)あげられ説明、戦国の軍師像を浮かび上がらせたのでした。
 次に、軍師の種類と定義を詳述され、軍師には、(1)軍配者型(呪術者型)(2)戦術・戦略担当型 (3)参謀型 (4)外交型 (5)官僚型の五種類があり、(2)から(5)までを広い意味での参謀型軍師と言うことができると言われました。官兵衛は(2)から(4)までを兼ね備えた軍師で、まさに広い意味での参謀型軍師にぴったりあてはまると解説されました。
 こうした軍師の全体像を概観したあと、官兵衛が果たした軍師としての役割について、(1)秀吉の播磨平定に貢献した点 (2)「中国大返し」での官兵衛の活躍 (3)毛利氏との境界画定交渉 (4)九州攻めの「露払い」を行った点 (5)小田原城を無血開城させた功績、の五点を詳しく解説されました。こうした五つの重要な功績から、黒田官兵衛は、戦国最強の軍師であると言ってよいと結論づけられました。講演終了後は、参加者からの質問にも丁寧にお答えいただき、あっという間の90分でした。

(文責:法学部長・道谷 卓)


播磨総合研究所所長 大塚健洋教授

姫路獨協大学 道谷卓法学部長

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