ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

ディプロマ・ポリシー(DP : Diploma Policy)とは、卒業認定・学位授与のための判断となる方針のことです。本学では、「大学は学問を通じての人間形成の場である」という大学の理念のもと、以下に示す資質や能力を身につけ、所定の授業科目を履修し卒業に必要な単位を修得した学生に学士の学位を授与します。


人間社会学群

国際言語文化学類

  • 専攻する言語(英語・中国語・韓国語)の高度で実践的な外国語運用能力を有する。
  • 専攻する言語(英語・中国語・韓国語)による表現力や思考力を生かし、複数言語による優れたコミュニケーション能力を有する。
  • 専攻する言語(英語・中国語・韓国語)を使用する人々の文化や社会などについての基礎となる知識を幅広く有し、自らの言語・文化のみならず、他の言語・文化を総合的に理解できる。
  • 国際的視野を持ち、グローバルな舞台で活躍できる実践的な教養を有する。
  • 国際社会と地域社会のいずれにも深い関心と洞察力を有し、行動できる。
  • 自らが設定した課題について考察し、探求する能力を有する。
  • 他者とともに、力を合わせて問題の解決に取り組むことができる。
  • 常に教養を深め、社会の様々な問題の解決に資する知識や技能を養う姿勢を有する。

現代法律学類

  • 多様化・加速化する現代社会に必要とされる教養の知識と技能並びに法学及び政治学の専門的知識を身につけている。
  • 知識に裏付けられた法的思考、法的判断能力及び実際的な問題解決能力である「リーガルマインド」を身につけている。
  • 現在の社会問題に関心を抱き、整理し論理的に考え、自らの考えを的確に伝え、他者と協働して合理的に解決する力(「考・動・力」)を身につけている。

産業経営学類

  • 専攻した学問領域(経済・経営、医療・スポーツ、会計・情報)に対する専門的な知識を有する。
  • 情報社会に対応した情報収集能力、情報機器活用力、情報分析力を有する。
  • 専門知識を活用し、問題を解決する技能を有する。
  • グループワークなどで、積極的にコミュニケーションを取り、解決に導くマネジメント力、実行力を有する。
  • 社会の様々な問題に対して、問題意識を持ち、解決に向け行動できる。
  • 未知の問題に対して、学んだ知識・技能を活用し取り組む姿勢を有する。

医療保健学部

理学療法学科

  • 理学療法学分野についての基礎的な知識および技能を修得し、基本的な理学療法を実践することができる。
  • 保健医療福祉の問題を統合的に捉えて分析し、課題を明らかにしたうえで科学的な思考に基づき問題解決に取り組むことができる。
  • 社会の多様性を理解し他者を尊重できる幅広い教養と豊かな人間性を身につけ、相互理解に基づく適切な関係を構築することで協働し目標を達成することができる。
  • 社会の変化や医療の進歩に対応して自己研鑽を継続することで理学療法の発展に寄与し、地域社会に貢献することができる。

作業療法学科

  • 知識と理解(倫理観):人間の尊厳に基づく倫理観と、多様な人生観や価値観を理解できる豊かな教養を有している。作業療法士に求められる医療人としての社会的責任を自覚し、法令を遵守し、使命感を持って行動できる能力を有している。
  • 対象者の理解と実践:専門的知識・技術をもって対象者の個別性を理解した作業療法を提供できる能力を有している。必要な課題を自ら発見でき、重要性・必要性に沿って、適切で具体的な解決方法を選択し、実行できる力を有している。
  • コミュニケーションの力:対象者との治療・支援関係構築の基礎は良好なコミュニケーションからはじまる。対象者の思いを理解し、作業療法士の考えを論理的に整理して伝える力を有している。
  • チーム連携の力:他職種間連携と情報共有の重要性を認識し、積極的にチームに参加できる対応力を有している。
  • 社会的貢献:進歩する医療技術の現状を理解し、得られた知見を積極的に社会に還元できる力を有している。プライマリーケアを実践する一員として、地域保健・福祉・医療への関心を持ち、積極的に参加・貢献できる能力を有している。

言語聴覚療法学科

  • 言語聴覚士の使命:言語聴覚士という職務内容・社会的責任を理解し、医療人としての倫理感を身につける。加えて言語聴覚療法の業務および法令を遵守し、言語聴覚障害児・者のコミュニケーション能力の向上のために、健康や安全を守る使命感を持って行動することができる。
  • 豊かな人間性:障がいの有無、年齢、性別、文化や習慣に関わらず、すべての人の苦しみや悲しみを理解し、喜びや楽しみが共有できる、心豊かな人間性を身につけている。
  • 科学的根拠に基づいた言語治療の理解と実践能力:小児から成人まで多岐にわたる言語聴覚障害の発現機序や症状を理解し、それぞれの治療法の科学的根拠に基づいた適切な言語治療を提供する能力を身につけている。
  • チーム医療での活躍:医療・福祉・教育など多職種が協働する職場におけるチームの一員として、多職種の特性を理解・尊重し、言語聴覚士の専門性を活かして言語聴覚障害児・者の社会復帰に貢献できる能力を備えている。
  • コミュニケーション能力:当事者または家族に対し、心理的、社会的背景を考慮して対応することができる。加えて、チーム医療に必要なコミュニケーション能力を持ち合わせ、円滑な多職種連携ができる。
  • 地域貢献と啓蒙:地域社会に暮らす人々が安心して生活できるように、言語聴覚療法の実践や相談業務に取り組むことができる。また社会に対して、言語聴覚療法についての啓蒙活動ができる。
  • 育成指導能力:言語聴覚療法の発展に必要な人材育成において、後進指導ができる知識・技術を身につけている。
  • 研究と自己研鑽への取り組み:自己の臨床を客観的に検証し、探求心をもって学術・研究活動に取り組むことができる。

臨床工学科

充分なコミュニケーション能力を有しチーム医療の一員として役割を果たす。患者様の心情を理解でき、それに対応する能力を有する。

  • 高度医療を実践するため、必要な医療機器に対する知識や技術を有する。
  • 自ら設定した課題について、それぞれの専門領域の研究方法を用いて考察することができる。
  • 臨床工学の知を実践の力へと高めることができ、医療従事者としての役割を自覚することができる。
  • 地域医療のニーズに応え、チーム医療の一員として協調性を持つことができる。
  • 患者様の声に耳を傾け、多職種とともに患者様を中心とした医療を実践することができる。

薬学部

  • 薬剤師としての使命:薬剤師に求められる社会的責任を自覚すると共に、医療人としての倫理観を持ち、薬剤師の義務および法令を遵守し、人々の生命・健康・安全を守る使命感を持って行動できる。
  • コミュニケーション能力:円滑な人間関係を構築し、的確な情報の伝達および収集ができるコミュニケーション能力を有する。
  • チーム医療:医療に携わる多職種の役割を理解・尊重し、薬剤師の専門性を生かし、患者にとっての最善の結果を実現するように考えて行動する能力を有する。
  • 基礎的な科学力:医薬品・化学物質等の特性を理解し、生態および環境に対する影響を理解するために必要となる基礎的な知識と科学的思考を有する。
  • 薬物療法における実践能力:患者の病態に基づいた薬物療法を、科学的根拠を考慮したうえで総合的に評価し、適切な調剤、服薬指導、処方設計の提案等の薬学的管理を実践する能力を有する。
  • 地域の保健・医療への貢献:地域の保健医療の担い手の一員として、プライマリケア、セルフメディケーション等を通じ、人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する能力を有する。
  • 研究への取り組み:薬剤師として個々の業務を遂行する中で、多角的な視点から様々な問題や課題を解析し、その解決のための研究を遂行する意欲と解決能力を有する。
  • 自己研鑽と教育能力:薬剤師として社会から求められる要求に応えるために、医療と医薬品の進歩に関する情報や社会的動向を把握し、生涯にわたり自己研鑽を続けると共に、次世代を担う人材を育成する意欲と態度を有する。

看護学部

  • 多様化する社会のニーズに応えるため、幅広い教養・知識や感受性を磨き続ける基礎的能力を有している。
  • 生命の尊厳や人権尊重への理解に基づいて、多様な価値観や意思を認め尊重し、看護者として人々に貢献しうる基礎的能力を有している。
  • 人間・健康・社会について体系的理解を深めながら養ったヒューマンケアリングの力を、将来にわたって看護実践に活かすため研鑽し続ける基礎的能力を有している。
  • 看護の目的や対象となる個人・家族・集団の特性の理解とともに、培ってきた探究心や科学的思考力および課題解決力に基づき、将来にわたって看護者として自己成長しつづける基礎的能力を有している。
  • 様々な看護の場や働きの理解に基づき、保健医療福祉チームの一員として多職種と連携・協働するために必要な基礎的能力を有している。

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