インターネットガイドライン

様々なアプリケーション、サービスを利用してインターネット上で、情報発信を行う機会が増えています。ソーシャルメディア( Twitter、Facebook、LINE、Google+、mixi、動画共有サイト、電子掲示板、ブログ等 ) が広く普及している中で、配慮を欠いた不適切な情報発信(文字だけでなく、写真や、動画も含む)により、本人だけではなく、まわりの人たちや大学をも巻き込んだ大事件となることがあります。

インターネットで情報発信を行う際には、次のことを守って、人(大学生)として責任のある行動をとってください。

  • 1.法令順守

  • 国内法規はもとより、国際法規についても順守するよう心掛けてください。特に、著作権・肖像権については、安易な情報発信が権利の侵害になることがありますので、十分に注意してください。

  • 2.人権の尊重

  • コミュニケーションを取る上では、お互いを認め合うことが大切です。異なる意見や考え方を尊重し交流するよう心掛けてください。

  • 3.守秘義務の順守

  • 自分自身や他人の私的な情報や、守秘義務のある情報を発信してはいけません。

  • 4.正確な情報の発信

  • 一度発信した情報は、訂正しても必ずどこかに残っています。不確かな情報を発信しないよう注意してください。記事を訂正する場合は、元記事を修正するのではなく、訂正記事を出してはっきりと分かるようにしましょう。

  • 5.大学の一員である自覚

  • クラブ・サークル名の公表や、姫路獨協大学の学生であることを明らかにした情報発信はもとより、投稿内容によっては、誰かが分かってしまいます。匿名であっても個人を特定される可能性を認識し、姫路獨協大学を代表して発信しているということを自覚し、ネガティブではなく、ポジティブな情報発信を心がけてください。

  • 6.プライバシー保護

  • インターネット上に公開もしくは、拡散した個人情報は消えることはありません。投稿する際には不必要な位置情報などがついていないことを確認してください。友だちとのみ共有していると思っていても、第三者に利用されるおそれがあることを注意してください。

  • 7.調査

  • ガイドラインに反する行為があった場合や、何らかの問題が発生した場合、情報発信に関する履歴調査やヒアリングを行うことがあります。その結果、サイトの閉鎖や、アカウントの停止を指示することがあります。


ゼミや、クラブ・サークルでソーシャルメディアを利用する際の注意事項

1.ゼミの場合は指導教員、クラブ・サークルにおいては部長の了承を得た上でサイト・アカウントを開設してください。

2.サイト・アカウントの責任者を2名置いてください。問題が発生したときに速やかな対応を取るために、責任者、指導教員・部長で管理者ID・パスワードを共有してください。

3.大学名の表記については、明確に「姫路獨協大学○○ゼミ」、「姫路獨協大学□□□クラブ」等とし、公認、公式、オフィシャル等の言葉は使わないようにしてください。

学生によるインターネットへの投稿に関する諸注意について

インターネット上のソーシャルメディア(Facebook、Twitter、Blog、YouTubeなど)への投稿は、トラブルの原因になる場合があります。トラブルに巻き込まれないよう、以下のことに十分注意して利用して下さい。

法的処分(犯罪)などの告白を投稿してはいけません。

文字による飲酒運転、未成年の飲酒などの違法行為、殺人の犯行予告などのほか、写真や絵文字による告白も、同じように書き込みをしてはいけません。

≪例≫「お酒を飲んで、運転中で~す♪」「○○店で万引きしました!!」「○○を殺す(笑)」

・違法行為の書き込みは、インターネット上の「炎上」に繋がります。 「炎上」した場合、本名や住所など直接的な個人情報を書いていなくても、書き込み内容などの断片的な情報から、個人が特定される可能性があります。 個人が特定されると、プロフィールを捜索されることによって、住所の割り出しやあらゆる行動が監視されたり、友だち・家族のほか、大学や就職内定先への問い合わせや抗議が殺到し、 姫路獨協大学に在籍する全学生の就職活動が不利になるなどの影響を受けることもあります。
・「○○を殺す(笑)」などの犯行予告は犯罪です。 警察に逮捕される可能性があります。たとえ冗談やいたずらであっても書き込みをしてはいけません。

実習先、アルバイト先、就職内定先企業での機密情報の暴露や侮辱的な発言を投稿してはいけません。

実習先やアルバイト先などで起こった事件・出来事、機密情報のほか、侮辱的な発言の書き込みをしてはいけません。

≪例≫「実習先の患者さんが、泣きながら騒いでいた」
「アルバイト先に有名人○○が来店し、○○を注文した」
「あの会社は、ブラック企業かもしれない」

・実習先やアルバイト先に迷惑がかかることはもちろん、あなたの信頼も失われ、実習やアルバイトをやめざるを得なくなります。 大学から紹介された実習先の場合は、今後、姫路獨協大学の学生を一切受け入れてもらえなくなる可能性もあり、 後輩たちの教育活動にも大きな影響を及ぼすことになります。
・就職内定先企業での機密情報の暴露や屈辱的な発言は、就職の内定が取り消されるどころか、 企業に不利益を与えた場合は、損害賠償を求められるおそれがあります。

友だちや家族、先生方の個人情報を無断で投稿してはいけません。

日常生活の行動パターンが分かるものや友人の交友関係などを無断で書き込んではいけません。

≪例≫「毎日、自宅の近くにある○○公園を、愛犬と一緒に散歩!」「○○ちゃん、20歳の誕生日おめでと-!」

・日常生活の行動パターンが分かるものや自宅付近の風景写真などを掲載した場合、画像に付加されていたGPS情報から住所が判明し、ストーカーのターゲットになることもあります。
・他人の個人情報やプライバシーを公開すると、その人が不快な思いをする場合があります。また、友人と一緒に撮影した写真をアップする場合は、必ずその友人の許可を得るようにしましょう。取り返しのつかない事態にならないようにするためにも、自分や他人のプライバシーを安易に公開してはいけません。

ニュースなどに対する偏った思想のつぶやきや侮辱的・わいせつな投稿をしてはいけません。

投稿された情報は様々な背景や考え方を持つユーザーに閲覧されるため、発信する情報に配慮する必要があります。

・特定の団体に対する批判などを書き込んだ場合、その団体に所属するユーザ-が反論してきたり、場合によっては誹謗中傷だとして名誉棄損として訴えられる可能性もあります。
・たとえ個人的なページでの発信であっても、自分と関係のない場所で取り上げられ、炎上・いやがらせなどの事態を招くことがあります。

本当に投稿しても問題ないか確認しよう。

SNSを利用する前に以下のチェック項目を使って、今から投稿する内容に問題がないか確認しましょう。

・他人のプライバシーや権利(著作権、知的所有権、肖像権など)を侵害していませんか?
・法令や公序良俗に反していませんか?
・虚偽情報や不正確な情報ではありませんか?
・情報や写真は、全世界に公開しても問題ありませんか?
・情報や写真に関する関係者には、公開することの承諾は得ましたか?
・情報や写真は取り消すことができませんが、問題ありませんか?
・本当に誤解を招くことはありませんか?
・あなたが守るべき守秘義務に反していませんか?

SNSは、インターネット上で展開される個人の発信をもとに、不特定多数のユーザーによるコミュニケーションを行うことが可能なメディアです。 身近で便利なコミュニケーションツールでありますが、あなたの投稿が必ずしもすべてのユーザーに善意を持って受け入られるわけではなく、 中には悪意を持って受け止めるユーザーもいることから、その利用には大きなリスクが隠れています。 投稿前に内容をチェックし、トラブルを起こしたり、巻き込まれたりしないよう、 十分な知識と注意を持って安全に利用することを心掛けることが必要です。 このことを常に意識しながら、便利なコミュニケーションツールの一つである「SNS」を適切に活用し、充実した学生生活を送って頂きたいと思います。

平成28年10月20日
姫路獨協大学 学生部長