イベント情報

第7回のびのびセミナー

【報告】第7回 のびのびセミナーの開催 [医療保健学部]

姫路獨協大学子育て・発達障碍サポート運営委員会では、2020年2月15日に姫路市・姫路市教育委員会、姫路獨協大学同窓会後援のもと、第7回のびのびセミナーを開催しました。今回のテーマは、発達期に障害をもつ子どものそれぞれの「ライフステージ」で出来うる事や、将来を見据えて今目の前にいる子どもたちに何ができるかを考える『今一度ライフステージを考える』としました。当日は、保育士や教員、デイサービス職員、看護師など発達障害支援に携わるさまざまな職種の方や、保護者、地域の方など約120名の参加がありました。

午前中は、本学作業療法学科教員より、重症心身障害児(者)や自閉スペクトラム症等の発達障害児に対して「今やるべきこと」について講義を行いました。午後は、「LIFEで開く姫路の未来 ~活力あふれ、人が輝く、生きがい先進都市~」と題して清元秀泰 姫路市長による基調講演をいただきました。その後、特別講演では「思春期を一緒に考える ~発達障害のある子どもが大人になるために~」をテーマとして、児童発達支援事業や思春期発達支援事業のサポートに取り組まれている神戸大学大学院保健学研究科の篠川裕子氏にご講演いただきました。

例え同じ障害名であっても一人ひとり、またその時期によって異なる発達課題をもつ子どもたち。現場で直接子どもたちに関わる支援者は、将来大人になって生活する姿を想定しながら細やかに関わることの大切さや、関わりの基本となる考え方を学ぶことができたのではないでしょうか。また、子どもたちを取り巻く医療、福祉のサポート体制について、行政の方針や取り組みについても知ることができ、さまざまな視点から子どもたちのことを考える機会になったのではないかと思います。

以下、参加者の感想です。

  • 乳幼児期の子どもさんと生活している中で、今回の「ライフステージ」未来、青年期を見ていくことを学び勉強になりました。
  • 共感できる内容だったので、自分の経験をふまえ、明日からの子どもたちの保育に役立ててまいりたいと思います。